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シモバシラという植物 その2

2008.11.27

珍しい植物『シモバシラ』なので、いくつか画像で紹介します。

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これは、ちょっと分かりにくいかもしれませんが全体像です。茎が広がりすぎない様にと、支柱を立ててビニール紐でまとめているのですが、茎を白く覆っているのは全て凍って霜柱状になっているところです。

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こうやって接写すると、茎の内部が凍ったことで茎を裂いているの良く分かると思います。

『シモバシラ』という植物について少し調べましたら、

「シソ科の多年草で、茎は枯れても根が活動を続けるため、吸い上げられた水分が凍り茎を飛び出して氷柱を作る」

と書かれていました。枯れた茎の繊維部分が毛細管現象で水分を吸い上げるためと書かれているところもありました。
ということは、適度に地面に水分がありつつ地面より空気が冷えているという条件が揃わないと、このようにきれいな霜柱にはならないのでしょうね・・・・。

シモバシラという植物 その1

2008.11.27

今朝の盛岡は最低気温がマイナス3.7度だったそうで、きりっと冷えています。

「農学部の『シモバシラ』という植物は知ってる?。ちょっと珍しい植物なのよ。」

と、ありがたい情報をいただきました。
植物のある場所までご案内くださるということで、さっそくデジカメ持って出動。

5分ぐらいで到着。

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農学部食堂(農食)のそばにありました、『シモバシラ』。気にしていないと見過ごしちゃいそうなたたずまいなのですが、近くに寄ってみたらすごい!。

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茎の中の水分が凍り、茎を裂いて霜柱の様に出てきているんです。初めて見たー(^^)。通りがかりの方が「これ(シモバシラの事)はマイナス4~5度ぐらいになると毎年こうなるのよ。」と話されていましたし、情報を下さった方も「こういう天気や気温の時に霜柱が付くんだよ。」と教えてくださいました。

私が写真を撮っていたら、岩手朝日テレビさんと岩手日報さんが取材にいらっしゃいました。せっかくなので、取材されている様子も撮影(^^)。やはり珍しい植物なのでしょうね(^^)。

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