2009.02.18
教育学部・書道専攻の制作現場を見せてもらいました。
書道って、たしか小学校のとき以来です。あれ、中学校でもやったかな? そのくらいの記憶しかないので、初めて見るのも同然です。
まず、筆で文字を書いて……ではないのです。
最初に何を書くのか決めなければいけません。古典(漢文や古文)の中から選び出します。
そして、そこにどのような文字があるか調べる。
たとえば、「か」の文字がどのように書かれているか。古文(の写真コピー)から拾い出し、研究するのだそうです。
この人は自分で書き写しています。ぜんぶ手書きですよ!?
自分で文字のカタログをつくるなんて、気の遠――――――くなりそうな作業ですな。
書くのもえらく大きな紙です。小学校で使った半紙の50倍くらいあるかも。(小さい紙に書くものもあるそうですが)
墨の入れ物も、もはやバケツ。
これだけの墨を手ですると、それだけで一日かかるそうです。
そこでこちら。
墨すりマシーン!!! この器械、初めて見ました。
一度に全体が見わたせない大きさだと、バランスをとるのも大変そうです。
書き始めてから何時間かたたないと、よいものが書けないとのこと。芸術の道は険しい……。
(つづく)