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最強の布陣

2015.02.10

こちらは学内マップの一部(農学部)なのですが…

ファイル 1911-1.jpg

農学部に突如、謎のハートマークが出現!

何が起きたんでしょう?
もしかしてバレンタインが近いからとか?


…さてこのハート、何を意味するのかと申しますと、
「AED設置場所」を表すマークなのです。

まずは「AEDってなんだろう?」という方へ。

AED=自動体外式除細動器。

ちょっと難しい言葉ですが、
「突然心臓の鼓動が停止してしまったり、リズムが狂ってしまったりして
しっかり血液を送り出せなくなってしまった…。」

万が一そうなってしまったときに、
心臓に電気ショックをあたえて、
もとの正常なリズムにもどすお手伝いをしてくれるのがこのAEDです。

このAED、心肺蘇生と併せて必要に応じて使うことで、
救命率やその後の患者さんの社会復帰率が高くなるそうです。

そして、できるだけ早く(救急の到着より先に)使うことで救命率はさらに上がるという、
みなさんの命をまもってくれる強い味方です。


そんなAEDですが、岩手大学では以下の施設に常備しています。

・教育学部附属の校園
(幼稚園・小学校・中学校・特別支援学校)
・農学部附属の施設
(滝沢農場・滝沢演習林・御明神総合施設=牧場・演習林)
・釜石サテライト


そして上田キャンパス内では

・正門守衛室
・放送大学(岩手大学図書館内)
・学生センター
・第一体育館前
・工学部門守衛室
・盛岡市産学官連携センター(コラボMIU)

に設置されております。

そして、ついに、ついに!!
上田キャンパス農学部にも念願の?AEDがやってきた、というわけです。


設置されている農学部食堂ですが、

ファイル 1911-2.jpg

外から見るとこんな感じ。

正面入り口入ってすぐのところにあります。

ファイル 1911-3.jpg

ちなみに肝心な「誰でも扱えるのかどうか」ですが、
このAED、機器そのものがとても賢くて、
電源を入れれば、以降わたしたちがやるべきことを
音声で教えてくれます。

本当に電気ショックが必要かどうか判断したり、
電極パッドを貼る場所が間違っていても、教えてくれます。

電源を入れたら急に電気が流れてあぶない!
…などということはなく、
落ち着いてAEDの導いてくれるとおりにすれば
正しく安全に作動してくれます。

そして本学には、AEDの取り扱いを含む
救命の講習を受けた教職員が多数おります。
例にもれず、わたしも普通救命の講習を受講しております。

ファイル 1911-4.jpg

2~3年に一度ずつ、受け続ける事が推奨されているようですね。
記憶がさび付いてしまう前にそろそろまた受けねば…。

学生さんの基礎ゼミで使い方を学ぶ機会もあるようです。


もちろん、これらのAEDが必要にならず、
皆さんが日々健康に暮らせるにこしたことはありません。

でもやっぱり、備えあれば憂いなし、です。

みなさんも実習やサークル活動、作業やスポーツなどをする時に、
「今いる場所の最寄りのAEDはどこだろう?」
「すぐに助けを呼べそうなところはどこだろう?」
などということをほんのちょっと気にしていてもらえたなら、
万が一の時、とても役に立つかもしれません。

「この機会に学内のAEDの設置場所が知りたい!」という方は
↓こちらをご確認くださいね。
岩手大学キャンパスマップ(pdf版)



そんなわけで、
学内のAED布陣のパワーアップにより、
岩大でのキャンパスライフもますます心強くなりました!


今日のおまけ

「今シーズン最大級」の冬将軍殿が日本にご滞在のもようですが、
読者の皆さん、どうか交通や足元にはお気をつけくださいね。

ウィンタースポーツが好きな人には嬉しい悲鳴でもあるのかな?

ファイル 1911-5.jpg

盛岡は相変わらずの通常運転です…。
寒い…
立春過ぎたんじゃなかったのかな……。