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友達以上恋人未満

2015.12.17

昨日のこと。
学生センターエントランスに↓こんな看板が。
ファイル 2132-1.jpg
「ガンチョンタイム 本・新聞と恋人になろう!」


「ガンチョンタイム」は過去にも取り上げたことがありますが、
学生の皆さんと教職員とが一緒に昼食をとりながら、
色んなお話をするという企画。

今回は「本・新聞と恋人になろう!」というテーマで
学生の皆さんと、教員3名とのガンチョンタイムが開催されました。
ファイル 2132-2.jpg


言うまでも無いかもしれませんが。
大学教員は「ザ・本は恋人」な人達です。

先生によっては本の著者にもなってますから。
そうなると、もはや恋人以上でしょうか。

そして、この企画に参加する学生の皆さんは
少なからず本とは仲良しの皆さん。
が、大学教員を「ザ・本は恋人」とするなら、
おそらく、「本は友達以上恋人未満」な皆さんでしょうか。
ファイル 2132-3.jpg
そんな人達が揃って
「本・新聞と恋人になろう!」ってテーマで1時間語り合ったわけです。


参加した学生の皆さんはどう感じられたかわからないんですが、
端から様子を見ていて強く感じたのは、
参加した先生方の本との熱愛ぶりです。
ファイル 2132-4.jpg


主催した側に聞いたところ、
この日、参加者がオススメの本を紹介する時間があり、
当初、1冊紹介して欲しいとの指定だったそうなんですが。


さすが「ザ・本は恋人」。
紹介する本が1冊じゃおさまらない。
1冊紹介しようとすると、関係した本を数冊紹介することになり、
そこから派生してまた様々な方向に話題が展開して…。


あぁ、「本と恋人」になるっていうのは
こういうことかと。


そしてもう一つ感じたのは、
「ザ・本が恋人」の先生達の恋人は、
たぶん「本」だけじゃない…。


今回、参加した先生からある資料が提供されました。

それは日本・アメリカ・イギリスの各国国民が
科学技術に関する情報を何から得ているのか、
ということを調査した資料。


テレビやインターネットが大きな割合を占めているのは
3国で共通しているんですが、アメリカ、イギリスの方は、
それ以外の手段(博物館・展示会や新聞記事、専門誌、講演会等、
そして書籍等)から得ているという人の割合が日本に比べ高いそうで。


「活字離れ」とか、よく言われますので、
活字から離れなければそれで良いような気がしてましたけれども、
「本」や「新聞」は「テレビ」や「インターネット」と同じく、
様々ある情報を得る手段の一つなんですね。

先生方の話を聞いていると、
本が恋人なことは確かなんですけど、
それ以外にも色んな手段で情報を得ているように感じました。
あぁ、恋人が沢山いるんだなぁ、と。

情報を得るために色んな手段を持っておくと、
色んな方向に自分の世界をこんなに広げられるんだなぁ。
そんなことを感じた1時間でした。
…結構忘れがちだったなぁ…。


やぁ…楽しかった。
学生のみなさんはどう感じたかなぁ。
みんな「本は恋人」になっちゃえば良いなぁ。