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この名は、なぜさ?

2017.07.31

ドウダンツツジ。

ご存知ですか?

ああ、あれね、
と名前から思い出せる方は少ないかもしれませんが、生け垣なんかによく使われていて、学内でも色んな所に植えてあったりする、これです。
ファイル 2541-1.jpg

さて、なんでいきなりこの植物の名前から今日のエントリーが始まったのか、と申しますと、3丁目キャンパスをぐるっと巡るように設置されていて、ご多分に漏れず、このドウダンツツジにもしっかりと説明を加えてくれている「グリーンアドベンチャー」のプレートに、気になる点があったからです。

まず1つめ。
ドウダンツツジの「ドウダン」って何さ?
ってことなんですが、このプレートには

枝ぶりが 結び灯台 (三本の木を合わせて中央をくくり、上下を広げて油皿を置く)に似ていることから

と書かれてありました。

なるほど確かに、結び灯台 と ドウダンツツジの枝
ファイル 2541-2.jpg
一箇所で枝分かれし、そこから斜め上方向に直線的に伸びていく様はそっくりで、名前の由来として、アリだな、と思わせてくれます。

そしてもう1つ。
このドウダンツツジ。
漢字で書くとどうなると思います?

由来の件から行くと、「灯台躑躅」になるかと思いきや、グリーンアドベンチャーには予想外の答えが隠されていました。
ファイル 2541-3.jpg
「満天星躑躅」

満天星って何さ!
どこから出てきたのさ。
なんでちょっとロマンチックですのん。
 
で、まず「灯台躑躅」について調べてみますと、どうやらこの漢字でも間違いではないようです。
他にも「日本吊鐘」とも書くとか。
まぁ、これはね。
「道」と「路」 とか
「寿司」と「鮨」 とか
由来によって使い分けがあったりなかったりするんでしょうけど、どちらでも通じる、的な。

で、「満天星」ですよ。。
どう読んでも「どうだん」とはならないし、勿論灯台との関連も思いつかず。
でもね、「ドウダンツツジ」で検索し、花が満開になっている写真を見てみると、その理由は一目瞭然かと思います。

開花時期は4月とのことなので、来年忘れていなければ、「満天星躑躅」の由来となる写真をご紹介したいと思います。