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ちょっとしたタイムカプセルの話

2018.03.28

昨日に続き今日も暖かい…というか、
むしろ暑いぐらい(僕だけ?)の盛岡です。
皆さま、お元気でしょうか?


ミュージアム本館脇に梅があるんですが。
「もしかして…」と思って見に行ったら…。
ファイル 2707-1.jpg
まだまだ少ないながら、花が咲き始めていました。

飽きもせず寄ってみましてもう1枚。
ファイル 2707-2.jpg
桜の花も好きですが、
梅の花や、その香りも好きなので、
折を見て眺めに行こうと思っています。
お近くの方、通りかかった方も是非。


さて、本日はそのミュージアム近くにある
とある建物についてご紹介したいと思います。

本学の近くで暮らしている方や、
盛岡第一高等学校と本学との間の道路を通る方の中には、
もしかしたら見覚えのある方もいらっしゃるかもしれませんが、
一高前バス停のあたりから本学の柵の中を見ると、
ファイル 2707-3.jpg
何やら…異様な雰囲気の建物がございます。
人が住んでいる気配は無いんだけど…、
にも関わらず時折電気が着いてるし…、
ファイル 2707-4.jpg
いったい何なのこれ??って、
不思議に思っている方もいらっしゃるかもしれません…。


実はこの建物。
本学農学部の前身である「盛岡高等農林学校」が
この地に設置された時(1902年)に建てられたもので、
もうかれこれ116年程の歴史を持つ建物だったりします。

こちら↓盛岡高等農林学校設置当時の様子なんですが、
ファイル 2707-5.jpg
入り口の位置こそ当時とは違いますが
(設置時:西側、現在:南側)
同じ形の建物があることが
窓の配置などからご確認いただけるかなぁ、と思います。
赤く囲んだ建物ですね。

で、この建物。
盛岡高等農林学校設置直後の資料に
「倉庫」と記載されている通り、
設置当初から
教材等の収蔵スペースとして使われていた模様。

そのこともあって、
中には盛岡高等農林学校時代に使われたものも残っています。
貴重かどうかは別にしても、
明治、大正、昭和、平成とこの場所にあり続けて、
その時代、時代のものを収めているこの建物、
個人的にちょっとしたタイムカプセルのようだなぁ、
と思っています。


と、今日は長くなってしまったので、
また次の機会に、もう少し詳しく中の様子など
ご紹介できればと思っております。

あ……時折電気が着いているのは、
僕が作業に入っているからですのでね、
怖がらないでくださいねー。