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タイムカプセルの補足

2018.04.03

こんにちは。紺Bloggerでございます。
新年度も何卒よろしくお願い申し上げます。


先日、ミュージアム本館横にある建物について書いたんですが、
今日はその件について少々補足をしたいと思います。

先日の記事において、
この「倉庫」は
盛岡高等農林学校創立時の鳥観図でも確認できますよ、
という書き方をいたしましたが、
この図の中では「倉庫」の他にも、
今も残っている建物が確認できます。


まずは「門番所」です。
ファイル 2711-1.jpg
青で囲んだ部分ですね。

お気づきの方もいらっしゃるかもしれませんが、
この門番所、現在も残ってはいるんですが、
ファイル 2711-4.jpg
元々は現在の「通用門」の場所にあったものが、
本館(現在の農業教育資料館)の竣工によって、
現在の「旧正門」の場所に移築されました。
ファイル 2711-5.jpg


そして、木に隠れて少々わかりにくいですが、
実は「ミュージアム本館」も
「倉庫」と同じ頃に建てられて、
今も残っている建物です。
ファイル 2711-2.jpg
緑で囲んだ部分ですね。
あ、「ミュージアム本館」の中でも、
特に展示室1・展示室2の部分ですね。

建てられた時から今まで、
ずっと同じ目的で使われてきた「倉庫」とは異なり、
放送大学の施設として使われたり、
今は展示施設となっていたりと、
様々な目的で使われてきた建物なので、
内部の様子からは116年の歴史がある建物とは
思えないかもしれませんが、
実は構内で最も古い建物の一つだったりします。


もし機会があれば、
遊歩道からミュージアム本館の外観を眺めてみてください。
レトロな外観をご覧いただけるかと思います。
ファイル 2711-3.jpg
つまり、この「倉庫」と「ミュージアム本館」は、
116年前からこの位置関係で建ってるんですねー。


そんなことを踏まえながら、
農業教育資料館で創立時からの構内図の変遷を眺めると、
この構内で様々な建物が、建てられては更新されたり
無くなったり、という歴史をたどる中で、
この2つの建物だけはこの場所にあり続けたんだなぁ、
ということにしみじみ感動したりする僕です。

何より、今の植物園がある場所に、
かつては盛岡高等農林学校の建物の殆どが建っていたなんて…。
植物園内を歩いていても想像できないですからねぇ…。


中の様子を紹介するつもりが、
補足だけで長くなってしまいました…。
申し訳ございません…。次こそは中をご紹介します…。