突然の暑さに見舞われ、あわてて接触冷感の服に替えた5月末。
ついでに最後までしまいあぐねていた冬物や発熱素材の下着を片付け。
…たとたんに訪れた寒さに震え上がっている盛岡の6月です。
灯油も使い切ってしまったしなぁ。と途方に暮れながら
毎日暑いお風呂に浸かって寒さをしのいでおります。
そんな6月ですが、
この時期定番の実習といえば、りんごの摘果。
いわゆる「間引き」の作業です。
りんごの摘果そのものの知識はもちろんですが、
同じくらい「脚立の使い方」と「思い切りの良さ」が
ものを言う作業だったりします。
そのへんのコツさえ掴めば単純な作業なので
おしゃべりがはかどる時間でもあります。
お互いの姿が葉や枝に隠れて照れくささが減るので
本音や話しづらいこともちょっぴり話しやすくなるような気が。
ブルーベリーも小さな果実をつけはじめています。
(まだブルーじゃなくてグリーンですが)
1年生の実習圃場のダイコンも最後の間引きが完了。
間引いた赤ちゃんダイコンと若い葉っぱは食べられます。
(個人的にはまとめて刻んで味噌汁が簡単でおいしくて好きです)
毎年のことではあるのですが…
「食べられますよ」とアナウンスすると
「ならば今ここで獲れたてを!!」
というワイルドな学生さんが
必ず毎年いらっしゃいまして…。
本日のタイトル(一部伏せ字)の某番組のワンシーンのごとく
かじった獲れたてダイコンの図。
ただし、かじってからの第一声は
「うまーい!」
ではなく
「辛っ!!!!!」
であったことを謹んでご報告いたします。
よく「ダイコンのしっぽ(地下部の先端側)は辛い」と聞きますが、
どうやら本当だったようですね。
でもなんだかんだで良い笑顔なので、
その辛ささえもきっと受け止めてくれたのでしょう。
(ということにしておきます)
良い収穫を得るために必要な「間引き」。
ただでさえジメジメしたり寒かったりで
気が滅入る今日この頃。
やるべきこと、やりたいこと、まだ先のこと、近々のこと。
皆さんもいろいろあると思いますが、
それぞれの事情や考え方にあわせてうまく「間引き」しながら
毎日気持ちを切り替えていければ良いですね。