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行ってみました、桐丘荘

2019.04.16

やっぱり今週だよね。

ということで、2年ぶり2度めの開花宣言を果たすべく、この効果により大学で一番早く桜が咲くと個人的に思っている、図書館前のアーチの中央に咲く桜へと足を向けてみました。

が、意外や意外。
ここの桜は蕾も小さく、色づきもまだまだ。
駐車場入口付近にある、昨日紺さんが紹介していた桜のほうがよっぽど咲きそうな気配を漂わせていました。

漂わせていた、ということはつまり、ここはまだ咲いてない。。。

ならば!と向かったのは、これまた昨日と同じく教育学部2号館前。
ポカポカと暖かい春の日差しを受け、見事に色づく桜の木
ファイル 2965-1.jpg
ではありますが、咲いてるかというと、、、
咲いて、、、る?
咲いて、、、ない??

なんかこう、微妙な判断を要するところではありますが、これを見る限り、
開花宣言、見送り!
とさせていただきます。

明日は今シーズン最高の22℃という予想が出てますし、構内色んな所で一気に開花宣言を出せそうな気配がしますが、
結末はいかに…。
 
 
さて、開花といえば、桜より一足先に花開く梅の花が咲いていた「桐丘荘(とうきゅうそう)」について、

なんの施設ですか?

というご質問がコメントに寄せられましたので、この場をお借りして解説させていただきます。
(コメントありがとうございました)

大学では、共同研究だったり集中講義だったりのあれやこれやで、学外よりお客様を迎えることがよくあります。
そうした来学者の方や、本学職員等のための宿泊・会合施設が、この桐丘荘でございます。
ファイル 2965-2.jpg

アクセスや値段のお陰でしょうか、国外からの利用者も多いようで、玄関には「オートロックに気をつけましょうね」、という張り紙が、英語→日本語の順で掲示されていました。
ファイル 2965-3.jpg

この「桐丘荘」という名前、第6代学長の原田三郎先生が命名されたとのことですが、その名の通り、近くには岩手大学の学章にも登場する桐の木があり、もうしばらくするとスマートで特徴的な桐の花が咲くことでしょう。

もう一つ文字
「丘」
に因んだのか、桐丘荘の客室には岩手の山の名前がつけられています。

岩手山の別名である「岩鷲」に
ここに雲がかかれば盛岡に雨が降ると言われる「南昌」、
民話で岩手山の妻である「姫神」、
県南にある海が見える山「五葉」、
単独峰ではないが国定公園の「八幡平」、
山頂が岩手と宮城の県境になる「栗駒」に、
「胡四王」・・・

胡四王?
えー、岩手に生を受けはや数十年となりますが、すみません、存じませんでした。
というか、読めませんでした。

こちら、花巻市にある
「こしおうざん(胡四王山)」
で、麓には「宮沢賢治記念館」や「宮沢賢治イーハトーブ館」、「宮沢賢治童話村」などなど、当大学の卒業生である宮沢賢治に関する施設が軒を連ねる山でございました。
いやー、不勉強を恥じ入るばかりでございます。

そんな客室の他にも、研修室を2室(「北上」と「雫石」という2つの地名が付けられています)を備えた施設。
それが「桐丘荘」でございます。