この建物(事務局棟)に戻ってきて
2か月が経ちました。
以前もここで働いていたとはいえ、
6年強ほど離れておりますと、
慣れるまで時間がかかるものですね…。
僕が離れていた間に、
この建物の中も色々と変化があったようで。
インフォメーションルームのことは以前お伝えしましたが、
これも結構大きな変化かもしれません。
エレベーターが導入されていました。
導入されたとはいえ、僕の席は1階なので、
まだ使ったことは無いんですが…。
エレベーターを眺めていてふと思い出したんですが…。
以前、この建物で働いていた頃、
本学卒業生の狩野亮選手がいらっしゃったことがありました。
正確な日付は失念してしまったんですが、
…バンクーバーパラリンピックの後ぐらいだったかと思います…。
学長室や懇談の会場が2階にあるので、
まだエレベーターが導入される前だったから、
狩野さんを2階にご案内するときには
微力ながらお手伝いさせてもらったんですが、
驚いたのは、学長との懇談を終えて、帰られる時。
お手伝いしようかと思ったらやんわり断られまして。
「えっ…?」と思ってたら、
車いすに乗ったまま、片腕で階段の手すりを抱え込んで、
お一人で階段を降りてしまったんですね
しかも後ろ向きで降りていくんですよね。
(…うまく表現できなくてすみません…)。
その時、トップアスリートの凄まじさというか、
鍛え上げられた肉体のすごさを、
生まれて初めて目の当たりにしました。
今になって思えば、
1階に懇談会場設けなかったのはなんでだろとか、
そういう疑問はあるわけなんですが、
あの光景を生で見られたのは本当に貴重な経験でした。
「おぉぉぉ…」と思わず目を奪われましたから…。
エレベーターを眺めながら、
そんな若かりし頃の思い出に浸った本日でありました。