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オンラインで研究交流を深める!

2020.06.16

新型コロナの影響でまるで止まっていたような時間が少しずつ動き始めています。
真っ只中の頃は「ちょっとそこまで買い物に行くのも憚られる」気持ちだったのですが、諸々の規制も少しずつ解除になりました。感染予防対策を取りつつ、打ち合わせや教育・研究の場面も徐々に再スタートを迎えています。

とはいえ、特に研究の場面で、学会や研究会といった、いろいろな地域の方々が一堂に会する場の提供はまだハードルが高い。

そんなわけで、このところは

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オンライン開催が増加中です。

ホストとなる研究機関の方が「ルーム」と呼ばれる、いわゆるオンラインサービス上の会議室となるアクセスポイントを用意し、参加者はそこにアクセス。

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1台のPCをプロジェクタにつなぎ、プレゼンの様子や情報を投影したり、もう一台のPCは発表者用に用意したり。
リアルとバーチャルが同居しているような、非常に不思議な空間が完成。

でも、

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研究会等が実際に始まると、目の前には話者がいて声も聞こえ、自分との対話も普通に行えるという、まさにこれまでの日常そのものに変わるのです。

少し大きな会場で、前の人の頭に隠されて、スクリーンの投影スライドが下まで見えないんだよ…とか、話者の声が小さくて、マイクを通しても聞こえないんだよね…とか、そういう悩みが解消される面もあると知れたのは収穫デシタ。

いつか、海へ

2019.12.11

先日廊下から窓の外にふと目をやったところ、そこになんか見覚えのないものがあったんです。
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駐輪場と校舎の間のちょっとしたスペースに設置されたあれはきっと、、、

と、確認のために向かってみたところ、やはりこれは
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風車と太陽光パネルでした。

どちらも風力や太陽光といった自然のエネルギーを発電に用いる、いわゆる再生可能エネルギーの代表格として、家庭から大規模発電施設まで活用されている、アレです。

大規模な風力発電所ですとプロペラタイプの風車が主流かと思いますが、まちなかなどでは、風向きを問わず、小さな風でも回りやすい、

パドル風車
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(羽の裏側(写真でいうと右側の、凹んでいる方)は風を受けやすく、表側(左側のなめらかな方)は風を受け流すので、その空気抵抗の差によって回転力を得るタイプの発展型)

とか、こちらのエントリーにあったサボニウス風車
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なんてのが主流のようです。

誰がなんの目的で設置したんだろうなー、
なんて思いながら写真を撮っていたら、通りすがりの先輩さんから
「これねー、あの人のやつなんだよー」
という耳寄り情報を頂いたもんですから、その「あの人」に聞いてみました。

そのお話によりますと、これはもちろん研究用途の装置ではありますが、本来はここに置かれるべきものではなく、、、
と、その意外な研究内容を伺いましたが、詳しくはナイショ、とのことで。


今後、「海で」これっぽいものを見かけることになったら、、
もしかしたら、この研究の成果かもしれませんよ。

広域に災害情報を周知するシステムを紹介!

2019.11.05

先週の土曜日、11/2(土)は、盛岡市で総合防災訓練が実施されました。年に1度、定期的に開催されているこの防災訓練。昨年度の開催時には、岩手大学・分子科学研究所(愛知県岡崎市)・盛岡市との共同で開発が進められている「広範囲災害警報報知システム」が初めて一般公開されたのですが、今年度は

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さらにバージョンアップした様子で展示されていました。

この「広範囲災害警報報知システム」。
装置製作に岩手大学学内カンパニー「Anonas Lighting」が関わっているという事もあり、社に属している学生さんたちは

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装置のデモンストレーションやシステムの概要などを

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一般の方々に対し、丁寧に分かりやすく

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かみ砕いて伝えていました。
装置が動くとびっくりする方続出。
でも、とても良いシステムだね、早く実現してほしいなぁ!と、そんな応援を多くいただいていました。

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ところで、今日の午前中、突然スマホ等に災害情報が飛び込んできて驚いた方、おられるのではないでしょうか?。

実は今日の朝の10時、全国的に緊急地震速報の訓練のために疑似的な警報が伝達されたとのこと。そして、今日は「世界津波の日」。そんなこともあって、訓練が実施されたのでしょう。

災害が起きる前に危険を知らせてくれるこの装置、今後の展開が楽しみですね!

■岩手大学理工学部附属ものづくりエンジニアリングファクトリー 学内カンパニー
 https://iwate-u-gakunai-company.jimdo.com/

■岩手大学学内カンパニー Anonas Lighting
 https://iwate-u.wixsite.com/anonaslighting

教員の日々の努力

2019.09.27

前回、職員の研修についてご紹介しましたが、今日は、教員の努力について紹介します。

というのも、今日、こんなセミナーがあったんです。

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研究力向上セミナー。

大学の教員・研究者は、自身の研究をガシガシと進めるため、学内の研究費とは別に「科研費」と呼ばれる研究費の申請をする方が非常に多くおられます。

で、その申請時期がちょうど今なんです。

よって、「科研費」に選ばれるためにはどうしたら良いか?。
そういったテーマでのセミナーが、今日、開催されたという訳なのです。

研究者の方々は信念をお持ちで、それを貫きたいと考えることも多いのですが、例えば選ぶ単語・表現などを工夫し、少し柔軟に理解しやすいものに言い換えてみてはどうでしょう?とか、そんな小さなコツをつかむのも採択につなげる一つの手段だったりします。

そんなコツを共有するために開催されたセミナー。

会場では

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なかなか厚い資料が配布され、

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多くの研究者が資料をしっかりと握り、参加しておられました。

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理事・副学長の藤代先生からセミナーの趣旨やポイントが示されたのち、

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文系・理系の分野に対応する形でパネラーの先生方がご登壇され、どういった観点で計画書の構想を表現すればいいか、などが紹介されました。

こうやって、学生さんの休みの間は、職員も教員も努力を重ねている岩手大学です。

磁気誘電効果?

2019.06.14

前もってお断りします。
今日のエキス。
書いている当の本人も、あまり内容が理解できていません。

というのも。

6/12(水)に開催された銀河セミナー。
ご講演は、理工学部物理・材料理工学科 数理・物理コース助教の谷口晴香先生です。

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銀河セミナーはエキスでもこれまで何度か取材させていただいており、今回も!と会場に伺ったものの…。研究って幅が広いですよねー、まるでチンプンカンプンで、日本語なのに理解が進まないという…(^_^;;。
でも、そういった難しい分野で、実に緻密な実験をしながら研究を進めておられる研究者のこともぜひ紹介したく、あえて記事作成に挑戦している次第です。

んで、その難しい内容っていうのが、これ。

【電荷整列物質における磁気誘電効果の探索】

はいっ、もう、分からないですねー。

電荷整列物質って?磁気誘電効果って?
ワタシのPCはというと、電化とか殿下とかまったく的外れな変換で、余計惑わせてくれます。

そこで、困った時のネット検索。
当然、それでもイマイチ分からないのですが、アレコレ勉強してみると、電荷を帯びた数種の原子が規則的に配列しているような状態の結晶(物質)を程よい割合でうまい具合に作成することができ、その物質が磁性的にも誘電的にも優れた特性を持っていると、例えば消費電力が少なく且つ高精度で記録できる媒体へ応用できる可能性が高いかも!ということを研究されているようなのです。

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ところが、そういった物質が優れた特徴を示す温度帯はかなり低く、その温度、なんと-243度!。その特性を示す温度帯を少しでも我々の日常に近づけよう!と、谷口先生は日々の研究・実験で奮闘されているとのことです。

って、合ってますか…ね?(^_^;;…心配…。

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谷口先生のご講演で非常に面白かったのが、新しい挙動の何かを発見された際、「やったー!見つかったー!」と思うにとどまらず、この挙動は真の挙動なのか?、他の何かの要因が誘発させている可能性はないのか?と、そういったネガティブな可能性をつぶすための実験も行っておられるという部分です。
もちろん、そういった実験まで行うことは研究を進めるうえで重要なのだと思いますが今回のご講演を伺って、新たな発見を含めた研究の成果は、そういった緻密さあってのものなのだと改めて実感しました。

講演後、会場内では時間の許す限り、深いディスカッションが続いていました。谷口先生、ありがとうございました。

それにしても…物質…奥が深いわ…。

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