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重さを量る

2011.10.14

みなさんが日常的に量る「重さ」って何でしょう?。

一般的なのは、体重計かな?。

ファイル 1007-1.jpg

この画像は、学生センターのエントランスホールにある「体重計」の表示画面。1.0kgのように、小数点第1位まで表示されています。
この小数点第1位の数字の増減さえ敏感に反応しちゃうのが乙女心。

さて。
そういう話は良いとして。

この「重さを量る」機械は大学にいろいろとあります。

今日はそれらをご紹介。

ファイル 1007-2.jpg

まずは、普通のキッチンスケール。小数点以下がないタイプは、小数点第1位の値を四捨五入して、その結果を表示するんです。試しに手元にあった鍵の重さを量ってみると「16g」。

ファイル 1007-3.jpg

次に。
試薬などの重さを量るのに一般的な電子天秤。この天秤は小数点第2位まで表示するタイプ。先ほど16gと表示されていた鍵は、この天秤によると「15.81g」。より正確な重さを表示しています。

ファイル 1007-4.jpg

もっと正確に量りたい場合、小数点第3位まで計測できるタイプの天秤を使います。大学で行う実験では、試薬の使用量を正確に量る必要が生じる場合が多々あり、そういう際に使用する天秤です。
この天秤で同じ鍵の重さを量ると「15.821g」。

あれれ?、小数点第2位の値が違う!!。

ですが。
これには理由があり…

ファイル 1007-5.jpg

量りの精度が上がるに従って、周りの空気の流れで生じる風の影響で数字に誤差が生じやすくなってしまうんです。それを避けるために、少数点以下の桁数が大きくなればなるほど、風の流れに影響を受けないよう、ガラスのケースなどで覆われるのです。
なので、小数点第2位の値が違った理由は、鍵の重さを量る際、桃Bloggerがバタバタと周りを走り回ったりした影響が出た可能性もある…という…。

ちなみに、小数点第3位まで量れる電子天秤のお値段は、諭吉10人分を超すものも…お高いですね!。