みなさん、「スーパーサイエンスハイスクール(略してSSH)」と言う制度をご存知でしょうか?。
SSHの活動推進を支援している科学技術振興機構のHPを見ると
「高等学校等において、先進的な理数教育を実施するとともに、高大接続の在り方について大学との共同研究や、国際性を育むための取組を推進」
する取り組みである、と説明されております。
要するに、高校で学習する理数教育の枠を越した、少し難しい内容にチャレンジすることで、生徒さんたちの持つ能力を高めましょう、という取り組みのようです(違うかな?)。
SSHの指定校は全国にたくさんありますが、岩手県では3校が指定を受けています。そのうちの1校、水沢高等学校の生徒さんたちが、先週の金曜日、勤労感謝の祝日に、岩手大学で様々な実験を行いました。
開講されたテーマは全部で6つ。
・光と色の化学
・建物の耐震に関する実験
・人間の動作をロボットに伝達するには?
・都市鉱山からのレアメタルの回収
・花、野菜及び果物の色とアントシアニン
・ストレスとそれに対抗するリラクセーション法の効果について
でした。
そのうちの1つ、「光の色の化学」の教室を覗くと…
やってる、やってる!。
真剣な表情で、講義を聴きつつ渡された資料を読んでいました。
その後は、自分たちで作った「簡易分光器」で様々な現象を観察したり
目で見た様子を分析装置のデータと照らし合わせて、現象を実感したり
実験器具や試薬を豊富に用いた実験に時間を忘れたり
初めて行う操作に神経を集中させたり…。
この日の講座は9:30から16:00までの長丁場。生徒さんたちは7:30に集合ということで、なかなかのハードスケジュールでしたが、それでもすごく楽しそうな様子が印象的でした。
参加している生徒さんたちは1年生や2年生で、まだ進路を決めていない人も多い雰囲気でしたが、このような経験が何かのきっかけにつながれば嬉しいな!と、そんな風に思った一日でした。