2013.06.14
先週の木曜日、各学部で行う学生実験を如何に安全に行なっていくか、という観点に立った「安全衛生巡視」が行われたので、同行させていただきました。この日対象となったのは、工学部応用化学・生命工学科3年生の学生実験。40名が受講する、大所帯の学生実験です。
これだけ多くの学生さんに対し先生がお一人だけだと、細部まで目が行き届きません。そこで、この学生実験には、2名の技術職員と3名のTAさんが対応し、細かく指導が行われているとのこと。
巡視に参加された事務局長さんは、担当の先生から、器具の扱い方についてご説明を受けつつ、実験の全体像をご覧になっていらっしゃいました。
一方、学生さんは、というと…。
蒸留装置の組み方について、TAさんから説明を受けている最中。
TAさんの説明は、ポイントを押さえているので非常に分かりやすく、また、手際がとても良いので、見ているだけだと「すぐにできる!」と思いがちなのですが…。
実際自分たちで組み立てようとすると…「ん?、これどうだっけ?(^^;;」。
チーム全員で悩みながらも進めているようでした。
化学実験で使用する器具には耐薬性に優れているガラスが多いため、心得た扱い方をしなければ取り返しのつかない事故が起きてしまいます。加えて試薬の扱い。気を付けるところは非常に多いのですが、安全に実験を進められるのも、教員・技術職員・TAさんのチーム体制が確立されているからなのでしょうね!。
ちなみに。
別のテーブルでは、スターラーの上にナスフラスコが並んでました。
ここでは「ジベンザルアセトン」の合成がテーマでしたよ!。