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たたら(5) 操業

2008.12.19

ここからは本格操業となります。
作業としては、しばらくは約10分おきに決まった量の木炭、砂鉄、貝殻粉を入れていくだけになります。
ファイル 162-1.jpg

貝殻粉は、不純物を上手く流れ出させるために必要なそうで、これも自前です。(ちなみに牡蠣の殻です)
しっかり粒度を合わせて、と。
ファイル 162-2.jpg

こちら操業中。午前10時です。
ファイル 162-3.jpg
送風口がほのかに紅に染まり、炉底の穴から炎が吹き出しています。
この時点での炉内温度は約900~1000度をキープしています。

こちら昼過ぎ。
ついに出たーーー!!!!!
ファイル 162-4.jpg
んですが、これは「ノロ」と呼ばれる不純物だそうで。
成分は砂鉄に含まれていた砂だとか、炉壁の溶けたものだとかで、要するにガラスみたいなものです。

この炭・砂鉄・貝殻粉の追加とノロ出しを、3時半頃までひたすら続け、結果を待ちます。
さてその結果は!
(つづく)