先日拍手コメントに、このような質問が寄せられました。
「岩大校内に蛍が出るというのは本当ですか。」
本当ですか!?
生憎私は見たことも聞いたこともないので、生息していそうなところを調査してみました。
蛍といえば、水場、ですよね。
水場といわれて真っ先に思い浮かぶのが、北水の池。
ということで足を向けてみると、今は蓮のシーズン。
水面に茂る葉と、所々に咲く紅白の花。
これはこれでもちろん綺麗なんですが、今日の本題は蛍。
そっちに考えを巡らせてみると、この北水の池は池岸がブロック造りになっているので、幼虫期は節足動物の形をしているホタルには、生息しづらい場所なのかも?
次に思いついたのは、この北水の池の水が流れていく先。
岩手大学ミュージアム本館の裏手に、水路ができています。
が、行ってみたら、まさかの渇水状態。
気が鬱蒼と茂っていて、雰囲気は抜群なんですが、蛍さん、このような環境でも生きていけるんでしょうか?
次の水辺は、先日紫Bloggerも訪れていた実験圃場。
水もはられ、水路もあり、草も生い茂り、と、期待できる環境です。
取材から戻って蛍について調べてみたところ、
「ヘイケボタルは水田、湿原といった止水域を主たる繁殖地としている。(Wikipedia ヘイケボタル より抜粋)」
とのこと。
ふむ。するとこの圃場はもちろんのこと、さっきのミュージアム裏手ってのも候補として再浮上してきました。
最後の水場は、自然観察園にあるひょうたん池。
こちらも今は池底を露わにしてましたが、
東側は5~6メートル程度の斜面があり、その他は木々に囲まれているので、すっかり干上がってしまうことはないのかも。
すると、期待できるか?
はてさて、今年これらの場所に蛍は現れるのか。
「あそこで見かけたよー」はもちろんのこと、
「昔はあの辺に居たんだけど、最近はどうなのかなぁ?」といったような情報もお待ちしております。
いるといいなぁ、蛍。