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新築棟のちょっとした優しさ

2015.07.01

今年度初めころに改修を終えた、「総合教育研究棟(情報系)」(旧工学部4号館東棟)。
こちらはその1階廊下の写真なんですが、
ファイル 2011-1.jpg
何気ないこの写真に、ちょっと嬉しい優しさが何箇所か見え隠れしているんです。

まずいちばん目立つのが、右手の講義室。
以前はコンクリート壁、鉄扉、窓なし、という、「牢獄か!」と突っ込んでしまいたくなるような部屋だったんですが、それらが全て改善され、明るい雰囲気。
そしてそこにある優しさが、部屋の角っこ。
角を落としてあるんです。
おかげで見晴らしがよく、出会い頭の衝突事故が起こりにくい感じ。
やさしい~。

次は、だいぶ浸透してきた感がある、LED照明。
消費電力が少なく、環境にやさしいというのはもちろんのことですが、もっと直接的な優しさの恩恵を受けられるんです。
この廊下の照明、古い建物だといわゆる蛍光灯を使ってるんですが、
ファイル 2011-2.jpg
省エネのため、センサーでON/OFFを頻繁に切り替えるため、その分寿命が縮んでしまうんです。
で、切れた蛍光灯は交換をしなければいけません。
LED照明だと、この手間が大きく省かれます。
やさしい~。

最後はちょっと分かりにくいですが、左側上部にレールが付けてあるんです。
ファイル 2011-3.jpg
これがたいそう優れものでして。
というのも、研究室のPRとして、研究内容や発表のポスターなんかを廊下に掲示することがよくあるんですが、
・コンクリート壁なので、釘が打てない
・塗装が剥げるので、テープもダメ
・石膏ボードの天井なので、ネジが効かない
ということで、古い建物だと実に様々な工夫をこらして掲示物を吊っているんですが、このレールがあれば全て解決!
こんな感じで
ファイル 2011-4.jpg
きれいに掲示物を吊ることが出来ます。
やさしい~。

新しい建物、いいなぁ~。。。