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まだまだ実りの秋ですよ

2016.10.03

こんにちは。

先日、稲刈り実習の第一陣の様子をお届けしましたが、
先週の金曜日に第二陣の実習がありました。

前回は受講者9名というとても小さくまとまった実習だったのですが…

今回は…

なんと…

46名!!

前回の5倍とは…。
後期の農場実習は必修科目ではないとのことですが、
この受講者数をみるに、かなり人気があるようですね。

キレイな秋晴れとまではいきませんでしたが、
寒くも暑くもなく、時折見える日差しとかすかな風がとても気持ち良い日でした。

ファイル 2335-1.jpg

単純に人数が5倍ともなれば、作業量も5倍?それ以上?
あっという間に見えてくる田んぼの地肌。

ファイル 2335-2.jpg

作業量が多いということは運ぶものも多いとということ。
でもみんな軽々と担いでは運んでいきます。

ファイル 2335-3.jpg

はさがけともなると一直線にみんな並ぶわけで、
1枚の写真におさめようとしてもなかなか…。

はさがけといえば、前回の稲刈り実習の記事に

「茨城では『はさがけ』を『おだがけ』と呼びます」

というコメントをいただきまして。

関東方面全体で「おだがけ」と呼ぶのか、
周辺の地域によってさらに細かく呼び方が違うのか
やることや目的(刈り取った稲を天日干しする)は一緒なのに、
奥が深いですね!

コンバインという便利な機械が普及したために
少しずつ目にする機会が減ってきた「はさがけ・おだがけ」。

人の手と自然の力で乾燥させたお米やそれが見える風景、
なくならずに少しずつでも受け継がれていってほしくもあります。

(りんごについてもコメントをいただいておりましたので
別の機会にあらためて取り上げたいと思います)

ファイル 2335-4.jpg

こうして見るとやっぱり多いです、人。

どうにか離れて離れて、かなり遠めの場所からになりました。
稲木の裏側(向こう側?)には
ゆるんだ結束を締めなおす係の人も控えているので、
ここで見えてているよりも人数はさらに多くなります。

ファイル 2335-5.jpg

最後のお決まりはやっぱり「こびる」です。
献立はいつも通り、おにぎり2個とお味噌汁にお茶です。

ちなみに今回、受講者がかなり多かったために
急遽、宿舎の食堂のテーブルと椅子も増設したそうです。
あと5人も多かったら、部屋に収まらなかったかもしれません。

さて、気になる食材ですが
・去年の滝沢農場産のお米
・岩大みそ
・滝沢農場産のねぎ
(しかもこの日収穫したばかり!)

を使ったおにぎりと味噌汁が振舞われました。

今回のこびるも、職員さんとパートさんとが
朝から愛情こめて作ってくれました。
参考:今年の田植え実習

炊いたお米の量は4升オーバー(つまり40合以上)。
これらを全部アツアツのうちににぎるわけですね…。
想像しただけで、手のひら火傷しちゃいそうです。

お米はさすがに「収穫したてホヤホヤを即この場で」
というのは難しいので昨年産のものを使いますが、
この中に去年のこの実習で収穫したお米も入ってるかもしれません。

滝沢農場の水田は全体でおよそ5.4haとの事。
今回刈ったのはその中のごくごく一部にすぎないとはいえ
この日や前回の第一陣で刈り取ったものの中からも
もしかしたら来年こうやってこびるに…?
なんて想像するとちょっと夢があります。



さて、後期が始まって最初の実習から
なかなかハードな作業内容でしたが、
皆さん無事に乗り越えられたようで何よりでした。

まだまだ収穫の秋真っ最中、
旬のものをおいしく味わいながら
長いお休み明けでボーッとしがちな心と身体を
無理なく回転させていきたいですね。