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オレンジ集団活躍中

2016.12.15

まだ晴れやかだった今日の午前中。
理工学部1号館前に集まったオレンジの集団。
ファイル 2386-1.jpg

その背には

自衛消防隊
四丁目地区隊
○○班

と書かれたシールがデカデカと貼られています。

ということで、本日4丁目キャンパスを会場に実施された防災訓練の様子をご紹介してまいります。

想定は「本日午前10時、内陸直下型震度6強の地震が発生した」というもの。
これに伴い、
・発煙
・天井パネルの落下、ガラスの散乱により、怪我人あり
・エレベータの閉じ込め
等の障害も発生した、となっておりました。

これらに対応するため、避難誘導や初期消火、応急救護といった班に分けられた職員さんたちが、手順に沿って事態を収束させていきます。
こちらは臨時で設置された救護所。
ファイル 2386-2.jpg
全学に設置されたこの担架も出動していましたよ。

こうした一連の訓練の後に実施されたのが、避難器具を用いた訓練です。
建物3階の窓に設置された滑車にその身を預け、ゆっくりと降りてくるもの、なんですが、あとから聞いたお話だと、やはりこの「ロープに身を任せる瞬間」が一番怖いんだとか。
ファイル 2386-3.jpg
うーむ、後学のためにやっておきたいような、でもやりたくないような。

引き続き、消火器を用いた消火訓練も行われました。
船崎理工学部長が、自らもくもくと煙を上げる炎に消火器一本で立ち向かいます。
ファイル 2386-4.jpg

ということで、1時間ちょっとかけてすべての訓練が終了いたしました。
最後にお立ち会いくださった盛岡消防署の方から講評を頂いたのですが、
「訓練を繰り返し行うことで、非常時の行動が身に付いていくので、継続して実施していただきたい」
とのことでした。

非常時には当然事前連絡もないし、背中に役割も貼られない。オレンジ集団にもならない。
そんな時でも、少しでも被害を軽減するために、大学構成員が、そして一人ひとりが何をすべきか、ということを考える良い機会となりました。