2009.03.19
今日は岩手県工業技術センターで、「姫神砂鉄プロジェクト 湯釜・鉄瓶鋳込み」が開催されたので、その様子をご紹介します。
この「姫神砂鉄プロジェクト」には、岩手大学が成分調整・分析・電気溶解(指導)として参加しており、今回鋳込む鉄には、12月に取材した「たたら」で産み出されたものも含まれています。
この砂鉄からの鉄は成分として炭素などの量が少ないため、錆びにくく、叩いたときの音がよいのが特徴だそうです。
今回のプロジェクトは「本当の盛岡純ブランドとして、夢とロマンを持って「姫神和づく」を全国にアピールしていきたい」という思いもあり、メディアからの注目も高いようで、今日の鋳込みには報道機関の方々の姿も数多く見られました。
こちらは今回使用する鉄について説明中の、伝統工芸士の田山和康さん。
その頃、電気炉では鉄の溶解が進められています。
これが完全に溶け、不純物を取り除いたら、いよいよ鋳込みが始まります。
続く