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正直見くびっていました。

2017.05.29

雨後の筍

コトバンクによると、
「物事が相次いで現れることのたとえ」
となっており、
「成長が早いことの意で使うのは誤り」だそうです。
今回の記事は、すっかりこの誤った方を信じ込んだまま構成されておりますことをご了承下さい。
(以上、謝罪でした)
 
 
今から約2週間ほど前になります、5月の17日。
鬱蒼とした緑の横を通り過ぎようとした瞬間に、確かに覚えた違和感。

 あれ、なんだ今のは?
 黒・・・かったよな。
 でか・・・かったよな??

と、頭をめぐらし向けた視線の先にあったのは
ファイル 2497-1.jpg
筍。

いや、すでに樹高(でいいのか?)が2mに達しようとしているコレを筍(竹の子)と呼んで良いものだろうか。
コレはすでに竹ではないのか?

ふむ。
雨後の筍(誤)という言葉もあることだし、コイツの成長過程でも見てみようか。

ということで、なんとも都合よく、比較対象の真横に生えているコイツ
ファイル 2497-2.jpg
の写真を撮ったのでした。
 
 
そして今日。
いくら雨後の筍(誤)とは言えども、所詮は植物。
10日ちょっとしか経ってないわけだから、果たして何センチ伸びてるもんかな―。
ファイル 2497-3.jpg
え?
ちょ!?

えええええ!!!!!

間違えてないよね?
場所とか角度とか、間違えて・・・無いよな。

ええ、何センチどころか、何メートルにもなっちゃってまして、その高さはもう私ごときには計り知れないほどに。
ファイル 2497-4.jpg

もちろん1枚目の写真に写っていたあの3本も、
ファイル 2497-5.jpg
この通り。
完全に周囲の竹に同化しています。
これだといくら近くを通りかかっても、違和感を覚えることはないでしょう。

いやー、雨後の筍(誤)、見くびっていました。
 
 
これだけ成長が早いと、慣用句を間違えて覚えてしまっててもしょうがないですよね。
しょうがないですよね。