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1か月ずれたら「秋」

2017.09.08

農学部の夏休み期間中の恒例行事、農場特別実習。

よく「夏の特別実習」と呼んだりしていますが…。

例年だと、8月頭の期末試験が終盤にさしかかった頃~オープンキャンパスまでの間1週間で行われる実習なのですが、
今年はカリキュラム上やカレンダー上のいろいろな都合により
ちょうど1か月後ろにずらして9月の最初の一週間になりました。

かといって「秋の特別実習」と呼ぶわけでもなく、
「9月にやる夏の特別実習」となんとなく呼んだりして。

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なんとなく、なんとなーーーく、やっぱり1か月ずれると
岩手山の感じも違うような…気も…する?

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わたしがのぞかせていただいたのは2日目から、主に蔬菜花卉のパート。
(1日目は水田の見学だったそうです)
(そして最終日の今日は加工実習=ジャム作りだそう)

小さな班にわかれて3日間、機械や果樹、有機圃場、蔬菜花卉など
それぞれのお仕事をまんべんなくまわっていきます。

この班の午前のミッションはとうもろこしの収穫とりんどう畑の整理。

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人の背丈を超える高さに育ったとうもろこしの樹。
茂る葉をかきわけながら、ひとつひとつもいで進んでいきます。

硬い葉が肌に当たると切れたりする事もあるので、
長袖必須の作業でもあります。

8月よりは全然マシ、とはいえやはりまだまだ日中の日差しが暑い時期。
夜はともかく日差しの中の長袖はまだまだ暑い!

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かごがいっぱいになったら、コンテナにとうもろこしを移し変え。
品質を保つためには立てて並べるのだそう。

かごにたまっていくとうもろこしも重く、朝露の残りで湿度もあって
さらに体感温度は増します。



あっ、そうそう。
実はこのとうもろこし、
2年生が前期の農場実習で種をまいてくれたものだそうです。

2か月半ほどでこんなに大きくなっちゃうんですね、とうもろこし…。

実習に参加してくれた2年生の誰かが見てるとは限りませんが…
ちゃんと無事育ちましたよ!このとおり!



さて、お昼前のもう一仕事は、

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残った時間で、りんどう畑の整理をします。

そうそう、実は岩手県ってりんどうの産地でもあるんです。
特にブランドを掲げたりして盛んなのは八幡平市の旧安代町ですが、
県内であればわりと見かけることも多かったりします。

そしてこのりんどう、
宿根草(=地上部だけ枯れてまた春に芽を出す)なので、
枯れた花や茎、周りの草をきれいにしたり
花を支えていた大きなネットを撤去したりして、秋冬に備えます。

…と、「9月の」夏の特別実習、こんな感じで他の作業や班の様子も
次回以降お届けしていこうかなと思っております。

ひとまずは最終日の今日、みなさんきっと今頃帰宅した頃でしょうか。
慣れない環境での生活と作業、大変お疲れ様でした。
まずは身体を休めて、月末から始まる後期に備えてくださいね。