桜は桜でも「さくら『んぼ』」の花なんですが…
たしか以前もこれくらいの時期に紹介したと思うのですが、
滝沢農場ではセイヨウミザクラ(さくらんぼ)の花が
先週ちょうど満開になってました。
同じ桜でも、柄のつきかたや形にどことなくさくらんぼの雰囲気が
出ているような気がしませんか?
この満開の花ひとつひとつが、
いずれさくらんぼの実ひとつひとつになるのかと思うと
もうワクワクしちゃいますよね。
ちなみにソメイヨシノの実はとても渋くて酸っぱかったです…。
「いけるんじゃないか」と思って口にした若かりし日…。
さて、そんな桜(んぼ)満開の滝沢農場ですが、
先日はトウモロコシ畑の播種の実習でした。
作業自体はとてもシンプルで、
既に職員の方が張ってくれたマルチの植穴に、
指で小さな穴を掘って2粒ずつ種をまき、土をかぶせるというものですが
「どうして2粒なのか?」
だとか
「どうしてその深さで植えるのか?」
だとか
「種の表面の毒々しい赤色はなんなのか」
だとか
「品種名とその特徴」
「播種から収穫までの日数」
だとか
「マルチが何のために張ってあるのか、素材や色による効果の違い」
などなど、本格的にまとまった量を生産するのに必要な知識が
(本格的にやらなくとも、知っていれば決して損はないですが)
作業のシンプルさなんて吹き飛ぶくらい盛りだくさんなので
こんな風に皆さん真剣に説明を聞いてくれています。
この日はあいにくくもり時々雨だったので
土も湿って手も泥だらけになってしまうコンディションでしたが、
イマドキの学生さんって、皆さんそういうの気にしてないのか、
楽しくほど良くおしゃべりもはさみつつ、
ちょちょいと作業を進めていくんですよね。
長-----い畦をみんなで手分けしてやるので、
お互いの位置と進捗の確認もまた必要不可欠。
たまに「掘ってみたらもう種が植えられてて慌てて埋め戻す」のも
これまたご愛嬌。
今年も、これから少しずつ景色に緑色が増えてきますね。
令和最初のこのよき年の実習も、
皆さんの学び、収量ともに実り多いものとなりますように。