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桜、まだ咲く

2019.05.14

桜は桜でも「さくら『んぼ』」の花なんですが…

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たしか以前もこれくらいの時期に紹介したと思うのですが、
滝沢農場ではセイヨウミザクラ(さくらんぼ)の花が
先週ちょうど満開になってました。

同じ桜でも、柄のつきかたや形にどことなくさくらんぼの雰囲気が
出ているような気がしませんか?

この満開の花ひとつひとつが、
いずれさくらんぼの実ひとつひとつになるのかと思うと
もうワクワクしちゃいますよね。

ちなみにソメイヨシノの実はとても渋くて酸っぱかったです…。
「いけるんじゃないか」と思って口にした若かりし日…。

さて、そんな桜(んぼ)満開の滝沢農場ですが、
先日はトウモロコシ畑の播種の実習でした。

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作業自体はとてもシンプルで、
既に職員の方が張ってくれたマルチの植穴に、
指で小さな穴を掘って2粒ずつ種をまき、土をかぶせるというものですが

「どうして2粒なのか?」
だとか
「どうしてその深さで植えるのか?」
だとか
「種の表面の毒々しい赤色はなんなのか」
だとか
「品種名とその特徴」
「播種から収穫までの日数」
だとか
「マルチが何のために張ってあるのか、素材や色による効果の違い」

などなど、本格的にまとまった量を生産するのに必要な知識が
(本格的にやらなくとも、知っていれば決して損はないですが)
作業のシンプルさなんて吹き飛ぶくらい盛りだくさんなので

ファイル 2980-3.jpg

こんな風に皆さん真剣に説明を聞いてくれています。

この日はあいにくくもり時々雨だったので
土も湿って手も泥だらけになってしまうコンディションでしたが、
イマドキの学生さんって、皆さんそういうの気にしてないのか、
楽しくほど良くおしゃべりもはさみつつ、
ちょちょいと作業を進めていくんですよね。

長-----い畦をみんなで手分けしてやるので、
お互いの位置と進捗の確認もまた必要不可欠。

たまに「掘ってみたらもう種が植えられてて慌てて埋め戻す」のも
これまたご愛嬌。

ファイル 2980-4.jpg

今年も、これから少しずつ景色に緑色が増えてきますね。

令和最初のこのよき年の実習も、
皆さんの学び、収量ともに実り多いものとなりますように。