東北北部もついに梅雨明けを果たし、
さっそく猛烈な暑さで皆さん心身ともに消耗が激しい今日この頃です。
…と、そんな中でこんな話題を取り上げるのは
空気読めないにも程があるだろ、とお叱りを受けそうではありますが。
先日、滝沢農場では農学部の2年生の皆さんが
農産物の加工の実習を行っておりました。
何を作っているかといいますと…
そう、本学でこの時期たくさん収穫される、ブルーベリーのジャム!
滝沢農場は、東北のブルーベリー栽培技術発祥の地でもあるそうで、
80種類以上のブルーベリーが植えられているそうです。
私も何度か口にする機会がありましたが、
大粒のものが多く、甘さもピカイチなんです。
そんな、生のまま食べてもバツグンにおいしいブルーベリーを
ふんだんに使ってジャムを作るわけですから、
ウキウキも止まらない、と言いたいところですが…
暑い!とにかく暑く…どこか素直にはしゃぎきれない、
そんなこのジャム作りの実習。
皆さんのいでたちを見ていただければお気づきかもしれません。
本来はこのような作業をするときは
必ず白衣着用、帽子も髪の毛を中にしっかりおさめてかぶるなど
衛生に最大限気を配るべきところです。
…が。
この日の気温、実に33℃またはそれ以上。
また、屋内とはいえ、火を使い加熱調理をともなう作業です。
そして、この日作るジャムは非売品で、
各自個人で持ち帰り消費するものです。
というわけで、今回は皆さんの安全のほうを最優先し、
今年は軽装で、窓や扉も開放しての作業となりました。
この日はまだ梅雨明け前で、暑さに加えて湿度もかなり高く、
そんな中で「煮詰めて水分を飛ばす」という作業は過酷極まりなく、
しかもそれを何グループも同時に行うわけですので、
不快指数も相当なものだったと思います。
でも、皆さん本当に終始笑顔で和気あいあいと作業していたのは
やっぱりその先の完成品がとても待ち遠しいからでしょうか。
瓶詰めも熱々のうちにやるので、
「暑い」だけでなく「熱い」作業でもあります。
できたてジャムを水に溶かしたジュース、とてもおいしそうです。
しっかり煮詰まっているかどうかを判別する方法として、
水の入ったコップにジャムを垂らし、その様子や挙動を見るのですが
それに使ったジャムや水も無駄にしないあたり、さすがですね。
加工のためにお砂糖も入っているので、
テストで疲れた脳もシャキッとしそう。
本当に暑い中、皆さんお疲れ様でした…!
今日からいよいよ、盛岡さんさ踊りが始まります。
われら岩手大学チームは明日が出番です。
エキスでもたびたび、練習の様子、さまざまな場面での取り組み、
ご紹介しておりましたとおり、
チームの皆さん、それぞれの学業や業務があるほかに、
昼休みや夕方、夜と熱心に取り組んできております。
どうぞ、お近くの方は是非足を運びご覧いただければ幸いです…!