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開講を目前に控えて

2020.04.16

今月6日から実施されていた14日間の健康観察期間を経て、来週20日よりいよいよ今年度の講義が始まります。

それに伴い、風邪症状がない学生さんが一斉に登校してくるわけなんですが、風邪症状がないからといって全く安心できないのがこのコロナウイルス。

こうした状況の中、感染が拡大しないような対策が随所で取られておりまして、
今回は、生きていく上でかなりの重要度を占める「食」を提供してくれる食堂の対策の様子をご紹介します。

まずはこちらの写真をご覧ください。
ファイル 3206-1.jpg
こちらは今日の理工学部食堂の中の様子です。
この1枚の中に、様々な工夫がしてあるのが見て取れます。

例えば席の配置。
テーブルがいくらか間引きされ、普段より通路の間隔が広くなり、密集、密接の対策が取られています。

そのテーブルですが、椅子が片側にしか置かれていません。
また窓際には、テーブルを窓側に向けたカウンター風の席も用意されています。
向かい合って食事することによる飛沫感染を防ぐためでしょう。

そして常時窓が開け放たれ、換気をすることにより密閉対策も取られています。

そしてカトラリーにも一工夫。
いつもならリンク先の1枚目の写真のように、レジ後の調味料テーブルに並べられる箸やスプーンが、食事類と一緒のカウンターで一つ一つ受け取る形になっていて、常に清潔なものを使えるようなシステムになっていました。
ファイル 3206-2.jpg

他にも、給茶機の機能が制限されていたり、
ファイル 3206-3.jpg

MY箸を勧める掲示が出されていたり、
ファイル 3206-4.jpg

などなど、様々な対策が取られています。


大学も、遠隔授業への対応検討のために、学生さん向けに「自宅のインターネット環境調査」を始めました。
https://www.iwate-u.ac.jp/coronavirus2020iwate-u.12.html
期限【4月24日】までに必ず回答してくださいね。

また、健康観察のよる授業開始の遅れを取り戻すため、
さらに、期間内の学生さんの移動を抑制するため、
4月から5月にかけての祝日(いわゆるゴールデンウィーク)に授業が行われます。
こちらの「年間行事予定表[PDF])


このように、様々な対策が取られていますが、弊害ももちろんあります。

食堂では席数の減少により混雑が予想されるでしょう。
自宅にインターネット環境がない学生さんはどうするのか。
GWに出勤するなんて前代未聞。

それでも、各個々人ができる限りの対策をして、皆さんの健康を維持しつつ、学びが途絶えることが無いようにしていきましょう。