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例の騒動 ver.令和

2020.06.11

前回の学内カモシカ出現騒動から1年とちょっと。

まさか、そんなすぐにまたお会いするとは思いませんでした…。

紺さんによるカモシカ出現速報が出た6月8日。

その日のお昼、12時ちょっと前くらい、
わたしは農学部1号館正面玄関付近=正門付近にいました。

その時何やら、守衛室前で警備員さんが自転車を用意している様子と
もうお一人、自転車にまたがった方がいらっしゃいました。
事務局棟からも人がやってきて、
皆さん何かをお話ししている模様。

「何かあったのだろうか」と思っていた矢先、
それは起きました…。

正門方向から、突然、4本足の灰褐色の何かが颯爽と走ってきたんです。

そのサイズと色、さらに軽快なその走りから、

「ああ、動物病院から大型のワンちゃんが脱走したのか」

と瞬時に思ったわたし。

「あのサイズの犬で、あれだけ速い動きじゃ捕まえるの大変だろうなぁ」

そんな心配をしている間に、その灰褐色の4本足さんは事務局棟の脇を通り、
生協購買のある方へ走り去っていきました。

時間にして30秒あるかないかの、あっという間の出来事でした…。



そして、その日のエキスの紺さんの

「本日、午前11時過ぎのこと。
農学部附属植物園内にカモシカが迷い込んでいます、
という注意喚起のメールが届きました。」

という記事、

そして一昨日の緑さんの


「昨日、正午過ぎのこと。
農学部に現れたカモシカが理工学部敷地内に移動したようです。
というメールが届きました。」

という記事を続けて目にしまして。

紺さんの情報、緑さんの情報、わたしの遭遇した現場を
時系列で並べると。



AM11:00過ぎ→農学部植物園にカモシカ出現情報

AM11:50頃→学内正門付近で大型犬?風の動物が北(=理工学部方向)へ走り去る

正午過ぎ→理工学部にカモシカが移動したとの情報


…そう、完全につじつまが合うんですよね。
そこでわたしは悟りました。

「あれ、犬じゃなくてカモシカだった…」

と。

その時はカメラも持っていなかったし、
時間にして30秒あるかないかの出来事だったし、
動きが早く顔も見えなかったのでカモシカだともまさか思わず…。

学内には、動物病院があるのでワンちゃんネコちゃんはもちろん、
羊や馬もいるし、牛が来ることもあるので、
学内で何か動物を見かけたら、
まずそのうちのどれかだと認識するのが自然でして…。

(不思議と馬や牛には見えませんでした)

(カモシカにしては小柄だったこと、色が灰色寄りだったこと、
前回の穏やかさからは想像つかないような足取りの軽さが要因でしょうか)

でも、考えてみれば
動物病院から動物が脱走したとなれば
教職員・学生さんをはじめ関係各所の皆さんが
すぐに最善を尽くして保護や捜索にかかるはずだから
もっと学内が、特に農学部付近がザワザワしてたはずなんですよね…。

警備員さんや自転車にまたがった方(おそらく教員の方でしょうか)も
その動物を急いで追いかける、という感じでもなく、
「ちょっとあっちの方に様子見に行ってみる」みたいな雰囲気で
静かに後を追って行ったんですよね。

それ以前に、そもそも、首輪もしてなかったしなぁ…。

どうして気づけなかったの…わたし…。

というわけで、今回、カモシカ氏を偶然目撃はしたんですが、
写真におさめることはできませんでした。
期待していてくださった方、もしいらっしゃったらごめんなさい。



そして、ここからは想像のはお話ですが、
緑さんの投げかけた「そこそこ高い柵と国道を超えられたのか」問題。

わたしの目撃したカモシカ氏、
犬と間違えるほどのあれだけの軽快な足取りなら、
もしかして、柵も超えられるのかもしれません。

そしてもうひとつ、本学はいま遠隔授業を取り入れていて
全体的に学内に人が少ない状況です。

通常なら正午付近の時間帯は、ランチに向かう方々、
空きコマを利用して部活動に取り組む学生さんなどで
学内がにぎわっているところですが
今年はそれがないわけでして。

仮にカモシカさんが舘坂門を出て国道46号線を横切り、
理工学部正門から堂々と進入したとしても
現実的にあまり不自然ではないのかもしれません。

あとは、国道にたまたま車が走っていなければ、
信号無視でも無事に渡れた、というところでしょうか。

ここまで把握できている情報から、

ファイル 3235-1.jpg

カモシカ氏の理工学部入場までのおおよその足取り、
開いている門から出入りしたとすればこんな感じかな、と想像してみました。

(あくまでわたし個人の予想です)
(もしご存じの方いらっしゃったら是非教えてください…!)

ファイル 3235-2.jpg

①農学部の植物園を、人気があまりない道路際の柵沿いに北上した?

ファイル 3235-3.jpg

②正門付近~事務局棟わきを抜けて北上していくところ、
ここを、どうやらわたしは目撃したようです。

ファイル 3235-4.jpg

③やはり人があまりいない運動場のわき、柵沿いを通って
サークル棟前から舘坂門へ向かった?

④むしろ、広々していて見通しの良いメインストリートから
まっすぐ舘坂門へ向かった…?

どっちだろう…。

そして、なかなかの交通量かつ歩行者横断用信号は押しボタン式のはずの
国道46号線をなんとか横断して理工学部にご入場した…と。

とりあえず何より、車とぶつからなかくてよかったです…。


わたしは今回そこそこ間近でカモシカ氏を見かけることになったのですが、
もしもイノシシみたいに突進してきたらと少し怖くなったので、
エンカウントした時の対策を調べてみました。

盛岡市のホームページに掲載されてるんですね…!

http://www.city.morioka.iwate.jp/kosodate/kyoiku/oshirase/1002730.html

これによると、基本は

1.近づかない
2.逃げ道をふさがない
3.立ち去る・見守る・おどろかせない

ということのようです。

人を襲わない動物とのことなので
こちらも驚きすぎたり極端に怖がったりせず、
邪魔しないように静かに見守るのが一番みたいですね。

本当に、二度あることは三度ある、だと思いますので
(紺さんの言う通り、そもそも今回が二度目なのかすら怪しい)
いざ遭遇した時のために、頭の片隅に置いておいても良いかもしれません…。