記事一覧

色遊び

2009.09.17

ファイル 426-1.jpg

これは何をやっているところだと思いますか?。

正解は、「色の三原色(減法混色):混ぜると黒くなる」を確かめているところ。

実はこれ、高校1年生を対象にした講義及び実験中の様子です。「スーパーサイエンスハイスクール(SSH)」の指定校である水沢高等学校の1年生12名が受講中。
3色の溶液が入ったシャーレを重ねた部分は、黒色っぽく見えますね(^^)。

ファイル 426-2.jpg

白色光を当てた3色の溶液が簡易分光器でどう見えるか?という実験を行う前の溶液の様子。
スポットライトを浴びているのに待たされている溶液・・・・。高校生の皆さんは、簡易分光器を一生懸命作っている最中・・・・。

ファイル 426-3.jpg

上記溶液のうち、マゼンダ色の溶液を簡易分光器で見ると、このようになります。緑色の波長領域が溶液に吸収されている様子が分かりますか?。

ファイル 426-4.jpg

最近の蛍光灯を簡易分光器で見るとこんな感じ。古い蛍光灯は連続スペクトルが見えるのですが、最近の蛍光灯はいくつかの色
の組み合わせで白色光を作っているのがわかります。

ファイル 426-5.jpg

3色の溶液は、手前から
 ・過マンガン酸カリウムの水溶液
 ・アルカリ性溶液をBTB溶液で着色
 ・酸性溶液をBTB溶液で着色
となります。

ここまでは午前中の様子。
午後は、分光光度計という分析機器を用いて、実際の水質分析への応用について学習しました。

ここで紹介したのは、教育学部 菊地洋一先生のコース「光と色の化学」の様子でした。昨日は、他に9つのコースが開講された様ですよ。