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とても良い授業でした!

2013.01.30

大学のカリキュラムの中には「全学共通教育」というくくりの科目があります。これは、主に全学部の1年次学生に向け開講されるもので、大学生としての教養を深める事や語学力の充実などが目的の授業となります。

岩手大学では、その「全学共通教育科目」の学生を対象にアンケート調査を行っており、その結果、とても好評だった授業を「優秀授業」と認定し、授業を担当された先生方を表彰しております。

今日のお昼、その表彰式があるというので(^^)、お邪魔させていただきました。

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会場はこちら。
学生センター棟の一室です。

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授業アンケートを実施している「大学教育総合センター」のセンター長で、本学副学長でもいらっしゃる高畑先生より表彰状が授与される形でスタートしました。

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授与後、高畑先生からは

「全学共通教育科目ということで、評価の高かった授業は語学やスポーツが多かったが、学生さんからの支持が高いということは、授業内でのコミュニケーションが充実していることを意味しているのだろう。良い授業というのは、何年経っても心に残るものである。きっと、先生方は学生とのコミュニケーションを通じて、授業内で、それぞれの生き方や目標などについても指南してきたのではないだろうか。それが学生に伝わったのだと思う。」

というご挨拶をいただきました。

式後のコーヒーブレイク中、受賞された先生にお話を伺ってみたらどうか?というご提案を受け、ご紹介をいただいたのが

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人文社会科学部の長野俊一先生です。専門はロシア文学でいらっしゃるそうで、ご担当されているロシア語の授業が優秀であると表彰されたとのことでした。

大学での第二外国語としてロシア語を選択する学生さんはあまり多くないとのことでしたが、近年の学生さんたちは「ロシア語を学習する動機がしっかり定まっている」ため、熱心に習得されるそうです。長野先生は、授業優秀表彰式の常連さんとのこと。先生の教育に対する思いと学生さんへの想いとが、半期の授業を実り多いものにしているんだな、と、とてもよく分かりました。

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受賞された先生方は、全員で46名です。
みなさま、大変おめでとうございました。

いわてとマンガ

2013.01.28

先週の水曜日、人文社会科学部の「メディア文化論特講II」では、岩手県の達増知事による講演と模擬記者会見が行われていました。

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履修していない学生さんも参加OKだったこともあり、大盛況。
なんと岩手県立大学の学生さんも参加していました。すごい熱意です!

講演タイトルは『マンガで岩手を元気に!』。
平成24年度法政大学イノベーティブ・ポリシー賞を受賞した「いわてマンガプロジェクト」の取り組み紹介、また いわての持つコンテンツなどを挙げ、これからの政策展開などについてお話いただきました。

宇宙戦艦ヤマトのアニメシーンを再現してくださる知事はなかなかに貴重だったと思われます。
エキス用に動画撮っておけば良かった…。
 
 
模擬記者会見では、親しみやすい「マンガ」がテーマということもあるのか、学生さんたちから多数の質問や意見が知事に寄せられました。
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自分でマンガを書いたことは?知事がストーリーを考え、マンガ家さんに書きおこしてもらってはどうか。プロジェクトを立ち上げる際は賛否両論だったのでは?などなどなどなど。
一人一つ、ではなくて、一人でいくつも質問する学生さんがたくさん。
 
知事はどの質問にも笑顔で真摯に答えてくださり、それも多数の質問に繋がったのかもしれません。
それにしても、「萌え」「聖地巡礼」という単語がさらりと知事から発せられたことにびっくりしましたよ…。
 
マンガの魅力について語る達増知事からは、マンガがとてもお好きなこと、そして今後の取り組みへの熱意が感じられました。
マンガが好きだからこそ、「いわてマンガプロジェクト」が生まれたのだろうなぁ。
 
いわてとマンガ、今後はどうつながってどう発信されていくのか、楽しみです!

模擬授業からわかること

2013.01.23

今まで何度か岩大エキス内で取り上げてきた「学生、模擬授業をする」の様子。
去年のこの記事でもご紹介しました。

そんな模擬授業。今年も

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このように実施されて、このようにビデオに収められているわけですが。

みなさん、模擬授業ってどういう教育効果があると思いますか?。

まず、授業をするためには

「教科書のこの単元をこんな風に教えたいんです。その中の今日の授業時間(教科書の1つの単元の学習は、いくつかの授業時間で構成されています)は、こんな狙いを持って進めたいんです。」

ということを記した【A】の資料と、

「その授業時間は、こんな時間配分でこんなことに着眼して教えていく計画です。」

ということを記した【B】の資料とを作り、45分なり50分なりの授業内容を構築していく必要があります。

そのため、

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模擬授業を行う学生さんたちは、慣れないながら授業計画を練ったり、必要な実験を行ったりしつつ、資料を作ります。これら一連のプロセスを踏むこと自体が、大切な教育ですね。

そして、授業が終わった後に

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アンケート調査と、その結果の分析を行うことで、自分の行った模擬授業を客観的に判断することができます。

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レーダーグラフや平均値での評価、改善ポイント等に関する多角的な分析結果を経て、やっと、自ら行った模擬授業がどうであったのか、が分かるという仕組みです。

模擬授業と簡単に言いますが、奥が深過ぎだー。

モチベーション、維持できていますか?

2013.01.16

新年、仕事始めを迎えた1月4日の翌週である1月7日月曜日、まだどこか年末年始休暇ボケが抜けないような雰囲気を脱するべく(いや、そういうわけではないと思いますが)、本学技術部の皆さん(含:私)は、全員参加の研修を行いました。

題して「モチベーショントレーニング研修」。

仕事をしていると、いろんな感情が起きますよね?。
例えば、一つの仕事を完璧に終わらせられて嬉しかった、とか、些細なミスが続いてしまってショックだった、とか…。

それらを、「考え方や感情の持っていき方で、ポジティブに保持できたらいいと思いませんか?!うまく捉えられたら、やる気も生じて成果も上がると思いませんか?!」、と、まぁ、ざっくり言えば、こういう事を学ぶための研修が開催されたということです。

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技術部情報技術室の栗田副技術室長からご挨拶をいただいたのち

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野間健司先生のご指導で、研修は進みました。
野間先生は「新年早々、こういう研修というのは、タイミングが良いですねー」と、非常にイキイキとお話しされていらっしゃって、すでにモチベーションが高いご様子(^^)。

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受講している技術部の皆さんは、総勢80名弱。
全体的な色合いは暗めですが(^_^;;、テキストと野間先生へは熱い視線を送っておりました。

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研修は12日間で行う内容を1日に凝縮したとのことでしたが、心理学的な観点からのお話を伺う機会があまりないため、とても面白く感じました。

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この研修はSD研修と呼ばれるもので、職員が自身の能力をさらに引き出したりのばしたりするために有用となるために企画されている研修です。

さて、この研修を受けた技術部の皆さん、現在のモチベーションはいかがでしょうか?(^^)。

ジキとワタクシ

2012.12.20

12月13日。
とても気になる講演会が、
岩手大学北桐ホールで開催されました。

それが。
こちら↓
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平泉文化研究センター公開講演会。
今回のテーマは「磁器」。


さてここで。
わたくしと磁器との関係を少々。

何を隠そう(?)、
わたくし、大学では考古学を専攻しまして。
所属研究室の先生が陶磁器の専門家でして。
ゼミでは陶磁器を扱うことも多ございまして。
しかも我が実家は雑貨屋を営み、
むろん磁器も売っている、という。

あぁ…なんて運命的な関係であることか。
磁器とわたくし。

しかも!
平泉にはつい先月秘仏拝観のために行ってきたばかり。
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「磁器」「平泉」はどちらも個人的に興味深いことがらなのです。


と。
いうことで参加してまいりました。
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本日の演題は
「窯火長紅-浙江古代磁器史概況」と、
「日本出土の中国産青磁の動向―龍泉窯青磁を中心に―」
の2つ。
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いやぁ・・・。
詳しいお話は割愛いたしますけども。
(・・・説明するには言葉が足りず・・・)

何が凄いって…。
とんでもなく昔に作られた磁器が、
今も残ってるってことですよ!!
(なんたって「古代」からのお話ですし・・・)
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…平泉が藤原氏によって栄えたのが平安時代。
それよりずっと昔に作られたものが、
今もきれいに残っている…。

言葉にすれば一言ですが。
その磁器が経てきた時間の長さは想像を絶します…。
いやぁ、すごい・・・。


そして思うわけです。
「なぜにその凄さに学生時代に気づかなかったか・・・」
「なぜにもっと勉強しなかったか・・・」と。

…かなり反省した冬の日でありました…。

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