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4学部縦断で約20分

2018.07.12

先週、農学部一年生が実習で本格的に収穫したダイコンについて
「さすがにかぶりつく猛者はいなかった」と申し上げたのですが、
謹んで訂正いたします。

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今週の班の学生さん、
豪快な食べっぷりでした。

しかもこの食べ方、とうもろこしの食べ方…!

でも、生のダイコン、食べすぎには注意ですよ。
(空腹時におろし汁を飲むと胃が燃えるように熱くなるのはわたしだけ?)

(掲載を快く承諾してくださり、ありがとうございます)

受講生の皆さんも探していましたが、
SNS映えする野菜で定番?になりつつある?
「セクシー大根」
は今回は残念ながら見つかりませんでした。

あと一歩!みたいなのはあったようですが…。

根菜は掘り起こすまで全貌がわからないので
収穫の時、ちょっとワクワクしますね。

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ところ変わり、こちらは工作機械の実習なんですが
実はこれ、受講生は農学部の学生さん、
場所と講師は理工学部内の工作センターとその技術職員さん。

学部を超えて実習や授業を受けに行ったり
その反対に実習や授業を行うために他学部に出向いたり。

異なる学部がひとつのキャンパスにまとまっていると
こういう時にとても便利です。

(離れた場所にある附属施設も一部ありますが…)

さて、気温と湿度の高さが重なり、屋外の実験実習だけでなく、
屋内での講義やお仕事でも熱中症に気をつけなければならない時期です。

わたしたち教職員も空調の適切な制御など常に気を配ってはいますが、
各個人でも服装や水分補給など熱中症対策をよろしくお願いします。

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連日、テレビのニュースを見るたび、
想像を絶する光景にただただ言葉を失う日々です。

西日本の豪雨による災害に遭われた方とそのご家族ご友人のすべての方々に、
一日でも早く安心して暮らせる日々が戻りますよう、
心よりお祈り申し上げます。

「満天☆青空レ○トラン」的学生生活

2018.06.14

突然の暑さに見舞われ、あわてて接触冷感の服に替えた5月末。
ついでに最後までしまいあぐねていた冬物や発熱素材の下着を片付け。

…たとたんに訪れた寒さに震え上がっている盛岡の6月です。

灯油も使い切ってしまったしなぁ。と途方に暮れながら
毎日暑いお風呂に浸かって寒さをしのいでおります。

そんな6月ですが、

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この時期定番の実習といえば、りんごの摘果。

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いわゆる「間引き」の作業です。

りんごの摘果そのものの知識はもちろんですが、
同じくらい「脚立の使い方」と「思い切りの良さ」が
ものを言う作業だったりします。

そのへんのコツさえ掴めば単純な作業なので
おしゃべりがはかどる時間でもあります。

お互いの姿が葉や枝に隠れて照れくささが減るので
本音や話しづらいこともちょっぴり話しやすくなるような気が。

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ブルーベリーも小さな果実をつけはじめています。
(まだブルーじゃなくてグリーンですが)

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1年生の実習圃場のダイコンも最後の間引きが完了。
間引いた赤ちゃんダイコンと若い葉っぱは食べられます。
(個人的にはまとめて刻んで味噌汁が簡単でおいしくて好きです)

毎年のことではあるのですが…
「食べられますよ」とアナウンスすると

「ならば今ここで獲れたてを!!」

というワイルドな学生さんが
必ず毎年いらっしゃいまして…。

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本日のタイトル(一部伏せ字)の某番組のワンシーンのごとく
かじった獲れたてダイコンの図。

ただし、かじってからの第一声は

「うまーい!」

ではなく

「辛っ!!!!!」

であったことを謹んでご報告いたします。

よく「ダイコンのしっぽ(地下部の先端側)は辛い」と聞きますが、
どうやら本当だったようですね。

でもなんだかんだで良い笑顔なので、
その辛ささえもきっと受け止めてくれたのでしょう。
(ということにしておきます)



良い収穫を得るために必要な「間引き」。

ただでさえジメジメしたり寒かったりで
気が滅入る今日この頃。

やるべきこと、やりたいこと、まだ先のこと、近々のこと。
皆さんもいろいろあると思いますが、
それぞれの事情や考え方にあわせてうまく「間引き」しながら
毎日気持ちを切り替えていければ良いですね。

成長した君とまたここで会おう

2018.05.29

5月も終盤にさしかかり、いよいよ暑くなってきましたね…。

北東北は春が短いのでそう感じるのかもしれませんが、
梅雨入り前のちょっと暑くなり始めたくらいの時期は、
気温的にも湿度的にも過ごしやすいです。

(わたしもカモガヤ花粉症なもので体調は最悪ですが…)
(薬局の花粉症対策コーナー、スギの時期が終わっても撤去しないでいただけたら嬉しいです)

…とそんな5月後半に行われた田植え実習の写真引き続きになります。

先日はひとまず自分の手で植えてみよう、な写真でした。
実際、実習のメインはそこになるのですが…

でもこの農場。
手植えだけで半日で終わるわけはない広さでして…
広いからには、田植え機械が大活躍してくれるわけですが

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圧倒的速さと同時に、
自分の手足のようにサクサクと動かすベテランの職員の方への
驚きと感銘の声があちこちから漏れます。

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そして何度もご紹介してきた「こびる」タイム。
メニューは変わらずおにぎりと味噌汁なのですが。

今回は先生から田植えにまつわる食文化について、
さらに一歩進んだお話がありました。

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耳にしたことがある方も多いのではないでしょうか?
「さなぶり」

地域によっては違う呼び方になるみたいです。

それにしても漢字ではこんな風に書くんですね…知らなかった…。

この「さなぶり」は「こびる」のように日常的なものではなく、
無事に田植えが完了したことをお祝いしたり、
神様(田んぼにも神様がいるそうです)をお祀りしたり
作業に従事した方々をねぎらったりするお祝いの食事会だそう。

もっと気楽な言い方にすると

「田植えお疲れ様の宴会」
「田植えの打ち上げ」

といったところでしょうか?

機械がなかった昔は、家族総出、なんならご近所同士も手を借り手を貸し、
とにかく朝から夕まで手でひたすら植えまくりを数日~1ヶ月程度。
一年の中でも重要かつしんどい期間だったそうです。

ついさっき手植えを体験した皆さんは身にしみていることでしょう。

(ちなみに昔のこの田植え実習、一週間農場の宿舎に泊まり込みで
みんなで手植えでみっちりと行ったそうです…。)

(今は半日で終わる実習ですが、
移動や準備等はあわただしくなるので決して楽ではないと思います)

…それくらい大変で大事な作業が完了したことを、
田んぼや田の神様に感謝しつつ、
皆で協力しあって終えられたことを労い合う、ということのようです。

田植えでなくとも、大きな行事や仕事が一段落ついたら
「パーッと飲みに行こう!」「打ち上げしよう!」なんて
皆さんもよく話したり実行したりしてるのではないでしょうか。

ましてや外で腰をかがめて朝から夕まで、を何日も。
しかも一年の大事な収穫に影響することなわけだから、
「それは盛大に飲んで食べなきゃ!」と納得するのでした。

(ちなみにここ滝沢農場では、
常勤の教職員と卒業研究で配属されている学生さんたち、
実習アシスタントなどで農場のお仕事に関わる学生さんや教職員、
卒業生の方々なんかも交えて、
この「さなぶり」を毎年やっているそうですよ)

(ただし、豆や野菜など畑のものの植え付けもたくさんあるので
「さなぶり」よりは「種まき祝い」と呼んでいるようです)

そんな文化のお話が聞けたところで、ほどよくお腹も満たされ、
田植え実習は無事終了。

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皆さんの植えた苗、今年もすくすく育ちますように。

数日爪の中が悲しいことになる

2018.05.23

先週は毎年恒例、滝沢農場の田植え実習。

タイトルはもう説明するまでもないかも知れませんが…。
田植え後の爪の間は真っ黒。
細かい溝なんかにも入り込むので、
一生懸命手洗いをしても、たわしでゴシゴシしても
キレイに落ちちてくれないんです。

使い捨て手袋、軍手など対策はありますが、
なんだかんだでいろいろわずらわしくなって結局素手が一番楽!
…となってしまうことがほとんどのようです。

さて気を取り直しまして。

恒例のこの実習、
2日間予定されていたうち、2日目は天気が大きく崩れたため
残念ながら中止。
過去にも小雨決行なんて時もあったりで
事前に中止が決まるってそうめったになかったのですが
翌日、案の定、盛岡市でも一部地域で河川氾濫の危険があり
避難準備情報も流れたりしました。

こういう「大丈夫な雨」と「大丈夫じゃない雨」とを見分けるのも
また農の世界に携わる諸先輩方の大切なスキルだよなぁと
納得するのでした。

幸い良いお天気に恵まれて、無事完遂の一日目グループですが

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暑くも寒くもなく、陽射しも風も強すぎず弱すぎず。
ちょうど何かお外でお仕事するのにもってこいなお日柄。

…にしても、確かに岩手山の上半分が完全に覆い隠されてますね…。

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ひざ下まで飲み込まれてしまいます。

これ、踏み入れるのは問題ないんですが
脱出するのが非常に大変なんです。慣れるまでは。

後ろの足が抜けないとき、
前方に踏み出したもう片方の足を支えにして踏ん張ろうにも、
支えるほうの足も柔らかい泥の中。
踏ん張ろうにも踏ん張れず。

「泥沼にはまる」と慣用句がありますが
あぁ、まさにこういう感じか、と思ったものです…。

(沼ではないのですが)

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皆さんの勇姿を一生懸命記録する先生。

普段の実習なら、皆さん自撮りやお互いを撮ってあげたりして
自分で気軽に記録に残せるんですが
この実習は手が泥だらけな上に水道が近くにないので
スマホやデジカメはとても取り出す余裕がないんですよね。

(防水・防塵・耐衝撃なんて機種もありましたが)

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苗は紙製の小さなポットで区切っているので、
田植えが初めての人も誰でも一回分の(1株分の)苗が
簡単に一発で取り分けられるようになってます。

品種は「ひとめぼれ」。

農場や上田キャンパス裏の下台圃場全体としては
いろいろな研究室の「実験」などで、
たくさんの品種がさまざまな栽培方法で植えられていて
なかなか見ごたえがあるのですが、
食べられるためのものとして大きい単位で「生産」されている品種は
この「ひとめぼれ」と「あきたこまち」が主です。

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まっすぐ植えやすいように引かれたガイド線も、
お天気が良いのでよく見えます。

このガイド線、空が暗めだと見えづらいし、
降雨直後だと水が濁るのでこれまた見えづらい(というか見えない)。

気持ちよさや中止か決行かだけじゃない、お天気問題。
ともかく、晴れてよかったことに変わりはありません。

40代半ばを過ぎたあたりの世代の農学部卒業生の方と
先日お話する機会があったのですが、
この田植え実習のことははっきり覚えていたそうです。

それくらい大学生活の中では印象に残る実習なのかもしれませんね。

イマドキ世代の皆さんもそうだといいなと思いつつ、
他の学部学科でも何かしら
「インパクト強い名物実験実習」的なものがあるのかなと
気になったりもする今日この頃です。

写真の枚数的に、今日はここまで。
次回もう何枚か写真をお見せできればと思います。

毎日見るって案外大変なんです

2018.05.11

先日、お昼に学内の某所で聞こえてきていたさんさ太鼓の音。

「はて…いったいどこから…?練習にはまだ少し早いし…」
なんて思っていたのですが、
こういうことだったんですね。

いよいよ練習開始も近づいてきてますね。
さんさは夕方~夜にかけての練習がほとんどになるので、
気温の暖かい日々が早く戻ってきてくれることを願います。

(あと個人的に早く暖房器具と厚手の寝具をしまいたいんです)


さて、先週種まきした一年生の実習圃場は

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早くも発芽。

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ほっとするもつかの間、
この日はほうれんそう、スイスチャードの種をまきます。

土がごろごろしてなかなか扱いづらいので、
小さな種はバーミキュライトで覆ってもらうことになりました。

所詮は土、とはわかってはいるんですけれども、
金色にキラキラしてて心惹かれますよね。バーミキュライト。

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ジャガイモと枝豆はそんなに肩肘張って潅水しなくとも
それなりに育ってくれるのですが
ダイコンやホウレンソウ・スイスチャードは
ちょっぴり気合を入れての水やりが必要とのことなので
まだしばらくは毎日交代で観察しに来る日々が続きそうです。



さて、例のごとくもう1枚写真が上げられそうなので…

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先日レストランKenjiの
「グスコーブドリ和風パスタ」をいただきまして。

ここ、日替わりランチやお弁当、どれもボリューム満点で
午後からちょっと眠くなりそうなわたしは
「どれなら腹八分目で食べられるかな…」と考えた末

「パスタ」

「きのこ」

「山菜」

この3つのワードから
「これが一番少なくてあっさりしてるはず!」と踏んだのですが
これが見事に(良い意味で)裏切られまして…

しかもおいしいから山盛りとは思えないくらいあっという間になくなり。
(決して小食ぶってるわけではないのです)
(午後ウトウトしたらどうしようと心配なだけです)

さてここKenji。

ボリュームはさることながら、
県産の食材をふんだんに使ったおいしい料理が
どれも600円台で食べられて
ランチメニュー+100円でコーヒーもついてきます。

1階の学食と違って、
お上品でお値段高くて量少なめ…なイメージをもたれがちですが
ちょっとおしゃれだけどリーズナブルでお腹も満足。

平日昼間だけの営業ではありますが機会があれば皆様も是非、
中央食堂2階のレストランKenjiへ足をお運びください…!

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