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キャンドルナイト

2008.12.19

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 大成功してました。詳細は後日。

たたら(6) 講師

2008.12.19

さて、結果の前に。
今回大学で初めてたたらを操業するにあたり、
綱取 光男 氏 (虎山工房・手づくり村内)
菊池 翔 氏  (田中弦工房・手づくり村内)
両名に講師をお願いしております。
ご協力、ありがとうございました。

また今日は講師陣も炉を立て、2基並べての操業となっておりました。
こちらが講師陣の炉です。年季が入ってます。
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手慣れた手つきでノロ出しをする菊池さんと、見学に来た皆さんに状況を説明する綱取さん。流石です。

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さて、いよいよ次回「ケラ(鉧)」と呼ばれる鉄のかたまりを取り出します!
(来週につづく)

たたら(5) 操業

2008.12.19

ここからは本格操業となります。
作業としては、しばらくは約10分おきに決まった量の木炭、砂鉄、貝殻粉を入れていくだけになります。
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貝殻粉は、不純物を上手く流れ出させるために必要なそうで、これも自前です。(ちなみに牡蠣の殻です)
しっかり粒度を合わせて、と。
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こちら操業中。午前10時です。
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送風口がほのかに紅に染まり、炉底の穴から炎が吹き出しています。
この時点での炉内温度は約900~1000度をキープしています。

こちら昼過ぎ。
ついに出たーーー!!!!!
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んですが、これは「ノロ」と呼ばれる不純物だそうで。
成分は砂鉄に含まれていた砂だとか、炉壁の溶けたものだとかで、要するにガラスみたいなものです。

この炭・砂鉄・貝殻粉の追加とノロ出しを、3時半頃までひたすら続け、結果を待ちます。
さてその結果は!
(つづく)

たたら(4) 立ち上げ

2008.12.19

いよいよ、たたらに火が入りました。
実際の操業は9時からですが、その時間には炉内が十分に暖まっている必要があるので、この火入れは朝7時半に行われました。
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火入れ直後は、まだ底の方で炭が燃えている感じで
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炉内の温度も400度をちょっと超えたくらいです。
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こちら、朝8時のたたらです。
送風口の根元が赤くなってきているのが確認できます。
少々風は冷たいものの、快晴のたたら日和となりました。
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その後、炉の内部を炭で満たし、しばらく燃やし続けます。
炉内温度が1000度にさしかかったあたりで準備完了!
炎が燃えさかっています。
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この後、いよいよ本格操業に入ります!
(つづく)

たたら(3) 炉組み

2008.12.19

まず作った炉のチェック。まだ砂が固まりきっていなかったので、炭酸ガスを注入して固めます。
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続いて土台を固めます。
何せ炉底の温度は1000℃を超え、たたらの高さは1m弱にもなるので、耐熱性・安定性が命です。
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ここに炉底を形作り、その上に作成した炉を積んでいきます。
まず1段目。横には送風口と温度測定口が取り付けてあります。
この送風口の角度も決まっているので、精密に組みますよー。
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その上に2段目、3段目と積んで完成!
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内部はこんな感じ。
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雨も降ってきたので、ブルーシートの下で一晩過ごし、今日の操業を迎えました。
(つづく)

たたら(2) 炉作り

2008.12.19

炉の筐体には直径約30cmのこんなオイル缶を使います。
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このオイル缶の底に、バーナーで約20cmの穴を開けます。ここは熟練の職員さんの腕の見せ所。
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続いて、金属の円筒を缶の中心に立て、その周りに砂を詰めていきます。
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上まで詰まったら円筒を引き抜き(これがかなりしんどい)1段分の完成です。
こんな感じで、きれいな空洞になっています。
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これを全部で3個作ります。

ここで詰めた砂は、二酸化炭素と反応して固まるので、この状態で昨日まで安置してありました。
そして、昨日12月18日(木)の夕方、炉を組み上げました。
(つづく)

たたら製鉄(1)

2008.12.19

今日12月19日(金)に、岩手大学技術部工学系技術室のグループ研修として、「古代のロマンを探ろう たたらによる鉄造り」が開催されます。
(主催: 岩手大学技術部 工学系技術室
共催:いわてたたら研究会 (有)谷地林業(久慈市))
また本企画は、「学生へのもの造り教育の振興」が目的となっております。

以下の内容で公開操業となっているので、取材してみました。

日 時: 12月19日(金) 9時~17時
場 所: 岩手大学工学部 共同実験棟(工作センター)中庭
内 容: 手作り炉(オイル缶による簡易炉)を用い、地元県産の砂鉄と炭により、日本刀などの素材になる鉄(鉧・けら)を造る。


こちらが今日使うたたらの炉です。

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この炉も手作りでして、その作業が12月10日、15日、18日に行われたので、
後ほどその様子をご紹介します。