これまでちょこちょこお伝えしておりました、ICT(Information and Communication Technology)機器の提供活動ですが、今回はその下準備の様子をご紹介してまいります。
まずは皆様よりご提供いただきました、パソコンについて。
現在までに、70台を超えるパソコンが提供されております。有り難いことです。
最初にやるのは、動作チェック。
電源を入れてみて、起動するかどうかの確認を行い、また、スペック(CPU,HDD,メモリ,等々)、インストール状況(OS,その他ソフト)を収集し、リストを作ります。
そして、それらの状況に応じて、これ以降の作業内容が決まってきます。
さて、パソコンの普及に伴い、時折世間を賑わす良からぬ話題が「情報漏洩」と「コンピュータウィルスの感染」。
大学から提供したパソコンがこんな事態を引き起こしたのでは、復旧の手助けどころか、逆に迷惑をかけることになってしまいます。
そんなことの無いように、動作チェックの次に行うのがクリーンアップです。
基本的には、ハードディスクのフォーマットと、OS等のインストールになります。
機器をずらりと並べて、一台一台作業を進めていきます。
この作業で、意外と手間取るのが「Windows Update」
小一時間で終わるかどうか位の時間が取られます。
とはいえ、ここでやっておかないと、現地に持ち込みネットに繋がった瞬間にUpdateが起動してしまい、面倒なことになります。
じっくり腰を据えて、画面とにらめっこ。
こうした作業を経て、論理的にキレイになった機器は、今度物理的にキレイにしましょう。
圧縮空気で埃を飛ばして、パソコン用のウェットティッシュで大掃除。
今回提供をお願いしているのはパソコンだけでなく、その周辺機器も対象になります。
次回はそちらの準備についてお届けします。