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かがくに触れる(1)

2012.03.21

3月18日から20日まで、大槌町で化学イベント「きみたちの魔法―化学『新』発見(主催:日本科学未来館・日本化学会)」が開催され、岩手大学も共催という形で参加してきました。
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会場では、科学未来館の8つのブース
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と、岩手大学から3つのブースが出展され、3日間で延べ600名の入場がありました。

大槌町は、岩手県の沿岸南部に位置し、津波の被害が大きかった地域です。
今回会場となった中央公民館は高台にあるため、直接の被害はありませんでしたが、そのかわり建物からは変わり果てた町中の様子が一望できてしまいます。
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移動の車内からも町中の様子を目にしたのですが、未だに解体が始まってさえいない、津波を受けた時のままの建物があちこちに残っていたり、橋の欄干が曲がったままだったり、大手コンビニチェーンがプレハブの店舗で営業していたりと、町の再興にもまだまだ時間がかかるだろうことを実感してきました。

公民館の一角には、全国各地から寄せられたのでしょう、応援のメッセージが貼られていました。
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(下の写真「みんなでよもやあ☆」と本を届けていただいた南上町、どこだろうと思って調べてみたら、だんじりで有名な大阪は岸和田でした)

そんな中でのイベント、いつもにもまして気合が入ります。
(つづく)