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発達障がい学生支援の学習会

2012.12.13

今日の夕方、学内で「発達障がい学生への就学支援に関する学習会」が開催されていたので、参加してきました。
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私なんて、「そもそも発達障がいってナニ?」というレベルだったので、その辺について復習がてら、頂いた資料を基に簡単にご説明してまいりましょう。

まず発達障がいの概要は
「認知やコミュニケーション、社会性、学習、注意力等の能力に偏りや問題を生じ、現実生活に困難をきたす障害(ただし、特性と環境とがマッチすれば適応可能)」
となっており、具体的に「学習障害(LD)」、「注意欠陥多動性障害(ADHD)」、「自閉症スペクトラム(ASD)」に大別される。

それぞれの特徴は
LD:特定の教科や課題に極端な困難さが現れる
ADHD:多動性、衝動性、不注意
ASD:社会性、コミュニケーション、想像力に特性がある
となっており、それぞれに特徴があるが、それらが全て弱みではなく逆に強みになる部分を持っている。

とのことです。
ふむ。

近年、発達障がいへの理解が広がったことなどもあり、会場になった講義室には40名ほどの参加者が集まり、講師の先生のお話に耳を傾けていました。
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また、今回は岩手大学だけでなく、盛岡近郊の岩手医科大学、岩手県立大学、盛岡大学の教職員の方が参加されていたことからも、関心の高さが伺えます。
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学習会途中のグループワークでは、5~6名単位でそれぞれの体験などを話し合いましたが、やはりどこの大学どこの部署でも、そういった障がいを持った学生、若しくは持っているんじゃないかと思われる学生への対応に当たったことがあるそうで、様々な体験談や悩みなどを伺うことが出来ました。

配布資料の中には、学生向けの「困り具合に関するセルフチェックリスト」も入っていたので目を通してみたんですが、
あれ、結構当てはまる?
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次回は応用編として
「富山大学における発達障がい学生支援 ~実践から学ぶ~」
が、12月21日(金)10:00~12:00の日程で、北桐ホールで開催されますので、興味のある方は参加してみては如何でしょうか?