(つづき)
次にステージに上がったのは、釜石サテライト特任准教授の佐々木先生。
今年5月に新しい建物にお引越しした釜石サテライトの紹介もされつつ、被災された皆さんの今の心の変化について、お話しくださいました。
それによると、2年半が経とうとする今、「震災当時のこと」を話す方が増えたそうです。これは「つらい経験と向き合うことでその経験を乗り越えようとする」心理面からの行動とのこと。このため、地域での研修に「傾聴(いわゆる、相手の話したいこと・伝えたいことを真摯に聴いて、相手を理解しようとすること)」のトレーニングも加えたそうです。
最後は、学生ボランティア「ANEW」の代表、工学研究科2年の宇部さんです。
震災直後にボランティアに求められたことは
・がれきの片づけ
・泥出し
・炊き出し
など生活に密着する部分だったそうですが、今は、仮設住宅建築により減ってしまった遊び場を児童へ提供するような活動をされているとのことでした。
また、町の皆さんから直接要望を伺い、それを叶えるような努力もされたとのこと。今、沿岸被災地にひまわりの花が咲いているそうですが、これは住民の皆さんの要望に応えた結果だそうです。
番組はこのほかにも
・盛岡の紹介
・高校生による俳句の紹介
などのコーナーもあり、盛りだくさん!。
25分の番組とは思えないほど話題豊富でした。
さらに気が付くと、観客の皆さんも
盛りだくさん(^^)でした。
放送終了後はこのように
ステージ上で集合写真。無事終了、お疲れ様でした!。
この「ここはふるさと旅するラジオ」、今週は岩手県を巡るとのこと。ぜひまた、岩手大学を会場に放送してくださいね(^^)。