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4年越しの思い切り

2014.07.24

私も岩手大学に勤務して早○○年。
エキスの取材もあって、色々な所に足を踏み入れてきたなー、、、

などと自負しながら、キャンパスマップを眺めてみると、気づいてしましました。

農学部。
人文社会科学部。
よく知らねぇ。。。

大学をくまなくご紹介するのが使命(?)のこの岩大エキス。
そのBloggerとして、これではイカン!と一念発起。
今まで立ち入ってこなかった建物に、なけなしの勇気を振り絞って突入取材を敢行しようかと思います。

で、訪れたのは人文社会科学部1号館前。
「おいおい、3年前のオープンキャンパスで入ってるじゃねーか!」
というツッコミの声も心に響いてくるんですが、平常時のこの場所については、その更に1年前に桃さんが思い切ることが出来なかった場所である、という理由をつけて、足を踏み入れてみました。

建物の入居者(住んでいる方、という意味ではなく、研究室・居室を構えている方、という意味)の様子は、結構廊下の掲示物なんかに現れるものでして、今回はそちらに注目してみました。

例えばこちら、縦に並んだポスター2枚。
ファイル 1769-1.jpg
「現象数理学」共同利用・共同研究拠点キックオフフォーラム
と、その市民講演会
未来へと希望をつなぐ現象数理学の挑戦

あー、現象数理学ねー。。。
Wikipedia先生によると
「現象数理学(げんしょうすうりがく)とは、自然・社会に現れるさまさまな現象に対して数理モデルを構築、解析することにより現象の理解を目指す学問である。」
である。

人文社会科学部と聞くと、どうしても文系(文学系)をイメージしてしまう私ですが、これを見ると理数系の学問も含まれるんですね。

さて、こちらは別フロアの掲示板。
ファイル 1769-2.jpg
左から
「ジュネーヴ大学で学ぶ、夏のフランス語講座(っぽい感じ)」
「フランス政府給費留学生募集」
「二人の女 マリー・ローランサン(1883~1956 フランス)」
と、フランス漬けの掲示板。
どうやらこの辺りは、フランス語の先生が入居されている様子。

中庭の吹き抜けを挟んで、反対側の掲示板に移動してみると、こちらは国が変わり
ファイル 1769-3.jpg
「新潟・ロシア語スピーチコンテスト」
「そうだ、ロシアに行こう!」(京都的なノリで)
「サンクトペテルブルク ロシア語研修」
「チェブラーシカとは?」
と、ガッツリロシア系。
どうやらこのフロアが、欧州系の研究をする場所のようです。

そして最後に辿り着いたのが、最上階の6階。
ここに貼られていたのは
ファイル 1769-4.jpg
「説話文学会大会」
講演会題目も「平安京・京洛・京都と説話」
研究発表会題目も「『日本霊異記』における天皇と権力」だの、「御伽草子『隠れ里』の「食」の風景」だのと、グッと日本的な感じになってきたこの辺は、国文学の研究室が入ってます。

そんな訳で、今回制覇(?)した人社1号館。
次の機会があれば、今度こそ本当に未踏の地に足を向けてみたいとおもいます。