記事一覧

春の○○まつり(後編)

2015.05.15

【前回のあらすじ】

岩大農場の春の恒例行事、「田植え実習」。
最大の難所である水田行軍手植えミッションに苦戦し、
泥の海に倒れかける隊員が続出する。
しかしそのピンチをものともせず、
持ち前の友情と笑いと歌とトークで乗り切った岩大生。

しかし安心するのもつかの間。
彼らを謎の巨大なマシンが待ち受ける…!





…すみません。
ちょっと遊びすぎました…。

…さて、田植え実習は一番の難所をクリアし後半戦に突入。
手で植えるのが一番大変なのはごぞんじのとおり。

その大変さを身をもって実感できたところで、
それでは実際の現場ではどんな方法で田植えをするのか?
という流れです。

ファイル 1977-1.jpg

これ、運転しているのはなんと大学院の学生さん!
しかも女子なんです!
30人もの視線を浴びながらのデモンストレーション、
緊張するだろうなぁ…。

でもそんなそぶりは見せずに
彼女はどんどん田んぼを苗で埋めていきます。

ファイル 1977-2.jpg
まだ終わりませんよ。
テキパキと長靴とカゴを洗って、
向かうのは宿舎の食堂。

目的は、おまちかね、恒例のアレです。
(今日「アレ」って言葉多用しすぎだな…)

こびる。

この近辺の言葉でいうところの「こびる」
農作業の合間のおやつです。
普段の実習では出てこないのですが、
田植えと稲刈りのときにだけ出てきます。

田植えはなかなかの重労働ですからね…。

機械がなかった頃は、みんなで助け合いながら手植えして
時々エネルギーと水分塩分をほどよく補給して、
なんてしながら作業してたのかな。

そんな光景を思わせる「こびる」。

気になるメニューはこちら!

ファイル 1977-3.jpg

去年農場でとれたお米に、うめぼしとごましおのシンプルな味付け。
味噌汁はとうふ、油揚げ、わかめ、葉っぱはみつばかな?
とにかく具だくさん!
もちろん味噌はあの「岩大みそ」ですよ!

いただきまーす!
ファイル 1977-4.jpg

「今日植えた稲もこんな風に無事お米になるといいな」
なんてちょっと思いをめぐらせた頃に、
今日の実習の全行程は終了。

しばらく先ですが、
後期の始めに、今度は稲刈り実習が待っています。

その頃まで大きなトラブルなく、
おいしいお米かたくさん実ってますように!

ファイル 1977-5.jpg

春の○○まつり(前編)

2015.05.15

こんにちはおひさしぶりです!

長いお休みが明けて、
なんだか「エキスぼけ」気味の山吹Bloggerです。
今週からまたよろしくお願いしますー!

GW前にもお伝えしましたとおり、
実習もいろいろ動き出した連休前でしたが、
連休が明けてもまだまだやることがたくさんあります!
さすが春ですね…。

そんなわけで、
昨日今日と2日間、滝沢農場では「春といえばアレ」の実習でした。
もはや恒例行事の…

そう…

田植え。

もちろん手で植えます!

(あ、農場では機械も使っていますよ)

さてさっそくですがこの写真
ファイル 1976-1.jpg

田んぼに線が引いてあります。
まさに「田」の字!

これは農場の職員さんが事前に30cm×30cmの格子に線を引いてくれています。

線がクロスしてるところと、
自分から見て縦方向だけその間にも一本植えればOK。
横は足場確保のため、クロスしてる部分のみ。
つまり15cm×30cmになるように植えていくことになります。

といった感じで、この線を目印にすれば
曲がったりずれたりせずきれいに植えることができます。



お次に苗です。

ファイル 1976-2.jpg
品種は「ひとめぼれ」。

根の部分が紙製の小さなポットで区切られていて、
簡単にひと苗ずつに分かれてくれます。
植えるときも、持ちやすくて植えつけやすかったり。

…などなど、
初めての人でも戸惑わずできる工夫がなされています。



さてさて、そんなこんなで、いよいよ植えます。
ちょっと風はあるけれど暑すぎず寒すぎず、ほどよいお天気で
二日間とも絶好の田植え日和でした。

ファイル 1976-3.jpg

記念すべきはじめの一歩!


今日の実習は、おなじみ(?)農学部2年生と、
教育学部技術科コースの2~3年生の合同です。

(教育学部でも畑や田植えがあるってちょっと意外ですよね)



ほどなくしてあちこちから
「やばいやばい!」なんて聞こえてくるのももはや風物詩。

足が沈んで抜けなくなってしまうと聞こえてくる声ですね…。
しかも、抜けなくなるときに限って無理な体勢の時だったりするんですよ…。

ちなみに足が抜けない時に唱える魔法の呪文は「かかとからゆっくり」。
これ大事ですよ。
あと非常時こそ、あわてず落ち着いて行動!
これも大事ですよ!

ファイル 1976-4.jpg

彼は見るからに危険な角度ですが、
お隣さんのおかげで、この後無事に陸地に帰還しました。
ナイス友情!

ファイル 1976-5.jpg

ほかにも、
手持ちの苗が無くなったらご近所同士でシェアしてたり、
みんなしっかり助け合いながら作業してますね。



先生の事前の説明では、
「真面目になりすぎる必要はない、楽しく手を動かしてください」
とのことでした。

さらに今日の快適な気温と湿度もあいまって、
笑いあり歌(!?)ありのにぎやかな田植え作業は
あっという間にノルマ達成。

でもこれだけではまだ終わりません。
次に向かうのは田植え機械の見学なのです。

つづく