今日は、とある実習の様子をご紹介してみます。
それは、
理工学部システム創生工学科電気電子通信コース 電気電子工学課題実習Ⅰ
のうちの
電気制御基礎領域 電気制御工作4
です。
この時点でなんだか読むのに疲れてしまいそうな感じですが、やっている内容を一言で表すと
レゴブロックを使った実習
です。
レゴブロックというと、誰しも子供の頃に遊んだアレを思い出してしまいますが、最近(と言っても20年ほど前からあるようですが)のレゴはモーターやらセンサーやらギアやらが付けられるやつがあり、教育用アイテムとして活用されています。
本テーマは、それを使った実習となっていました。
今回学生さんたちが取り組む課題は、この黒線のコース
にそって走る車を作成した後、コース上に置かれたゴミを半周先まで運び、コースの中央に停車するプログラムを作ること、となっています。
5~6名の班員が、車体作成班、プログラム作成班のふた手に別れ、それぞれやいのやいの言いながら作業を進めていきます。
このレゴが凄いなー、と思うのは、ブロック本体もそうなんですが、それを制御するプログラムを作るソフト。
プログラムと言うと、よくわからないアルファベットがずら~っと並んでいて、キーボードをカタカタしながら作っていくイメージがあるんですが、このシステムでは、画面上でブロックをつなげるようにプログラムが組めるんです。
一つ一つのブロックが
AとBのモーターをこっち方向に回す
だの
ここのセンサーがオンならこっちの動き、オフならこっち
という役割を持っていて、それを組み合わせることでプログラムが出来ていきます。
時には車が全く動かなかったり、時にはラインを無視して走ったりと色々試行錯誤しながら完成に近づけていき、最終的にはこのように
①ゴミを掴んで
②コース上を走り
③半周先にゴミを置き
④中央に停まる
というプログラムを完成させました。
最後はレゴの醍醐味でもある「自由に作る」という機能を遺憾なく発揮し、車体を華麗(?)にドレスアップ!
この実習は、いわゆる「アクティブラーニング」を実施しており、学生さんたちが、自主的(能動的)に学修するよう、問題解決や体験学習、グループワークを取り込んだ内容となっています。
その甲斐あってか、みんな楽しそうに実習に取り組んでいましたよ。