2017.01.24
今日から今週いっぱい、学内で一定の基準を満たす研究室を対象に、
作業環境測定を行っています。
この作業環境測定、簡単に申しますと
「作業場(実験室)内に、人体に有害な因子がどれくらいあるか」
を測定する、
「実験室の健康チェック」です。
その「有害な因子」を少しでも多く取りのぞくための対策のひとつが、
以前にもご紹介したドラフトチャンバーだったりします。
それでも有害なものを100パーセント取りのぞくのは難しいので、
有害な因子が多すぎないかどうか、
そこで作業や実験をする人が安全かどうか、調べるわけですね。
専門の業者さんが、専用の機器を使ってしっかり調べてくれます。
普段実験しているときと同じように薬品や溶剤を扱って、
その状態で安全な濃度かどうかをみます。
この「普段と同じように」「普段どおりにやる」が大切なんですね。
まさにわたしたち人間の健康診断や各種検診もそのはずなのですが…
どうしても一週間くらい前からダイエットしてみたり禁酒してみたり。
この測定を見習って普段から検査でよい数値がでる生活をしなければ、
と身にしみる思いです。
空気中に漂う物質を調べるので、
空調や換気装置などの稼働状況なんかもチェックします。
エアコン、換気、熱交換、吸い込み口なのか吹き出し口なのか、
どれが動いててどれが止まっているのか、
いざ目の前にするとどれがどれやら…。
でも、部屋の空気の流れにかかわりますもんね!
ちょっと細かくて大変だけどしっかり記録します。
対象になっている実験室は学内全体のごく一部ですが、
学生さんや教職員の皆さんの健康を守るために欠かせない測定です。
対象の研究室では人や装置の出入りが多くあわただしくなりますが、
何卒ご協力のほど、よろしくお願いいたします!