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雪の芸術

2017.01.26

寒さは厳しいものの、雪の量は少なめな今年の冬。
小岩井農場で行われる「いわて雪まつり」も、雪不足のため予定より少ない雪像で開催予定、なんてニュースも耳にしました。

構内でも、日当たりの良い場所や、人通りが多く除雪が行き届いた場所などはすっかり路面が露出し、何の心配もなく歩くことができるんですが、そうじゃない場所、つまり「日がな日陰で、除雪が行われない場所」はそれなりに雪が残っています。
ファイル 2410-1.jpg

さてそうなると、忽然と姿を表すのが雪だるまさんなんですが、今日見かけたこれ
ファイル 2410-2.jpg
は、雪だるまならぬ、雪だま。

勝手な想像ですが、雪だるまを作ろうとして頭と身体の雪だまを作ってみたものの、頭がでかすぎ重すぎで、持ち上げられなかったのでは?
この頭の雪だま、直径が60cmくらいあったので、圧雪の比重を0.6を仮定すると、その重さは約70kg。
おいそれと持ち上げられる重さじゃありません。

ということで、雪だるまとしては未完成かもしれませんが、別の見方をするとその完成度は私の度肝を抜くものでした。

先ほどの雪だまの反対側に回ってみますと、
ファイル 2410-3.jpg
この迫力!
このクオリティ!!
もはや芸術の域に達していると言っても過言ではないでしょう。
厚ぼったい唇
存在感のある団子っ鼻
きれいにくり抜かれたつぶらな瞳
なんとも絶妙なバランスではないでしょうか。
ファイル 2410-4.jpg
 
 
さて皆さん想像してみて下さい。
陽の当たらぬ校舎の裏、人通りも少ないその一角に佇む、こんな顔した雪だるま(身長1m超)を。。。

未完成でよかった。
私は心からそう思うのでした。

そして一抹の不安。
明日になって完成してたらどうしよう。

それは人の手によるもの?
それともこの頭が自らよじ登って、、、
 
 
さて、来週はまた雪の予報が出ているようですので、雪だるまや、似て非なる芸術作品が出没するかも。
拍手ボタンからタレコミコメントいただければ、取材に伺うかも?!
 
 
コメントといえば、先日の振り返りエントリーにこんなコメントをいただきました。
「古来から元日に見る鴉は「初鴉」といってめでたがられ、俳句では新年の季語にもなっているので、鴉さんもあながち正月と無縁ではありません。
鴉の写真もありですよ。」

はえ~。
黒いものは総じて縁起が悪い、なんて思っていた私には目からウロコでした。
勉強になるな~。
コメントありがとうございました。