…なのだそうです。
カナダ原産で、日本に入ってきて「旭」という名がついたとか。
てっきり某コンピュータ社の影響で
「マッキントッシュ」=「りんご」だと思っていました。
あくまで一品種の名なんですね。
1か月もすると、こんなことになっています。
花の後には小さな果実が…!
でも想像してみてください…。
これ、全部大きなりんごになったら…ものすごい重たそうじゃないですか?
一般的によく食されるような平均的なサイズのりんご1個の重さ、300グラムといったところでしょうか。
(余談ですが、某サンリオの有名な猫のキャラクターの体重は
「りんご3つ分」とのことなので、だいたい900グラムですかね)
仮に300グラムとして、
この画像で見えてる範囲で数えると
1,2,3,4,……14個は確実に見えてるかな?
300×14=4200
4200グラム!
何を申し上げたいかって、
この小さな枝先に4キロもの重さがかかったら…
しかもそれが全部の枝でとなると…
りんごの樹、大変!折れちゃう!
…実際には、全部が立派なりんごにはならなくて
果実が多すぎると果実ひとつひとつが小さくなってしまったり
樹が疲れてしまったり、
あげくその疲れを来年まで引きずってしまったりして大変なのです。
そこで、
りんごの樹に、オーバーワークにならずにほどほどにがんばってもらい
疲れを引きずらずに来年も再来年もまたいい仕事をしてもらうために、
まだ果実が小さなうちに
「摘果」(てきか)
という作業が必要になってきます。
これもまた、毎年恒例の学生さんの実習のひとつです。
たとえばさきほどの写真のような枝なら
これくらいにはすっきりさっぱりしちゃいます。
毎年のことながら「せっかくいっぱいあるのにもったいないなぁ」
なんて未練たらたらなことを言いながらも
淡々と必要な果実だけを残して切り落としていきますよ。
他愛もない話、ってこういう時にとてもはかどりません?
気軽におしゃべりしながらの方が手元もかえってサクサク動いたり。
過去の摘果の記事でも触れましたが、
脚立の置き方、はしごのかけ方、簡単なようで実は難しいんですよ。
「あの枝に手を届かせたい」
そう思って意気揚々と立てかけて、いざのぼってみると
「あれ?届かない!」
なんてこともけっこうあります。
地面には、作業の副産物がコロコロしてます。
皆さんの手でこれだけの数チョキチョキしたってことですね。
(高いところで作業してる人がいると、たまに落ちたものが頭に当たります)
そしてこれ、底の薄い安物の長靴で踏むとけっこう痛いんですよね…
足ツボ的な意味で…。
摘果実習の取材で思いがけず己の不健康さを実感したところで、
今週も締めくくりです。
みなさま、よい週末をお過ごしください!