記事一覧

予想してなかった出合い

2018.02.01

こんにちは。
紺Bloggerでございます。
極寒の1月が終わり、2月に入りました。
寒さはまだまだ続いていますが、
春は間違いなく近づいてきてはいるんだと、
カレンダーをめくりながら考えております。


さて、今、図書館で面白い企画をやっています。
その名も
「学生選書 君たちはどう学ぶか」
ファイル 2664-1.jpg


本企画は、
本学の教養教育科目「図書館への招待」の講義の一環で、
学生の皆さんが
「専攻する学問、履修する講義、
興味のある分野の学修や研究に役立ちそうな本」
をテーマに選書した本を展示するというもの。


しかも、
本を選んだ学生さんによるPOPも挟まれているものもあり、
それぞれの本の魅力を教えてくれます!
ファイル 2664-2.jpg


以前から学生の皆さんによる選書企画は行われてきましたが、
今回は、その企画名、そしてテーマが示すように、
学生の皆さんの「学び」に関する本が選ばれています。
なので、小説やノンフィクション等に加えて、
図鑑や辞典、また授業の教科書になるような書籍もあります。
しかも、本科目は全学部の学生を受講対象にしているので、
分野も様々。

学生の皆さんは、自身と同じ学部や、
近い分野を専攻している学生さんが
読んでいる本を知ることができますし、
また、他学部の学生の皆さんが
学ぶために読んでいる本を知ることができます。


これって結構面白いなぁ、と思うんです。

例えば。
僕が今回選ばれた書籍の中で興味深いと思い、
たぶん近いうち借りることになる本があります。

それが
ファイル 2664-3.jpg
↑この「森の仕事と木遣り唄」なる本です。

というのも、今、僕、「木遣り」、
もっと言うと「南部木遣り」に大変に興味があり、
で、そもそも「木遣り」って何なのか、
どうすればできるようになるのか、
「木遣り」と「南部木遣り」は何が違うのか、
みたいなことを考えていまして。
民謡や伝統芸能なんかの本を読んだり、
調べたりしてるんです。

そんなこともあって、
この本に興味津々なわけですが、
実はこの本を選んだのは
農学部の森林科学科の学生さんなんですよね。
本自体も林業分野に区分されているようです。

つまり、民謡や伝統芸能とか、
僕がパッと思いつく分野ではなく、
全く別のアプローチで
「木遣り」について書かれた本ということで、
おそらく今回の企画が無ければ、
出合うことはなかった本だろうなぁ、と。
選書してくれた学生さんには、密かに感謝しているわけです。
ありがとう…ありがとう…今度読んでみるよ…。


と、いったように。
普段自分が興味をもっていることに、
全く異なる視点から学びの糸口を教えてくれるこの企画。
多くの方にとって、これまで予想していなかったところから、
新たな学びの機会を提供してくれるのではないか、
と考えております。

展示リストも配付されていますので、
まずはこちらを眺めてみてもいいかもしれません…。
ファイル 2664-4.jpg

本企画は今年4月頃まで
図書館2階の入館ゲートすぐ横に展示しています。
興味のある方はぜひご覧くださいませ~。