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地震は非対応なんですねー。

2019.02.07

突然ですが、クイズです。
この写真(2010.04.27 岩大の門 (東西南「北」)より)
ファイル 2915-1.jpg
と、ほぼ同じ感じで先程撮影してきたこの写真
ファイル 2915-2.jpg
違いはどーこだ?
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
「雪がある」
「空が曇ってる」
 などの移ろいゆくものは別として、

「プレハブ小屋ができてる」
 おお、これで収納力が格段にアップ! それから、

「木が伸びた」
 ああ、9年の時の流れを感じますね...。

そして最後の一つが、
「避難場所を示す看板のデザインが違う」

以前は青地に白文字で
「避難場所 岩手大学野球場」
と書かれたシンプルなものだったんですが、新しくなったものは白地に黒文字で
「避難場所 岩手大学理工学部」
の文字のほか、何やらアイコンが描かれています。

ファイル 2915-3.jpg

ちょっと調べてみたところ、

「避難場所等については、災害種別(津波、高潮、洪水、内水氾濫、崖崩れ・土石流・地滑り、大規模な火事、地震、火山)ごとに設定することとなっております。
このため、避難場所等がどの災害に対応しているか誰でもわかるように日本工業規格(JIS)に災害種別の図記号を追加しました。」
(内閣府防災情報より抜粋)

だそうです。

避難場所って、災害の種別によって違うんですね。
有事の際はどこの避難場所に行っても良いもんだと思ってました。
そして理工学部は、洪水、大規模な火事の場合の避難場所ではあるけど、地震の避難場所ではないんですって。
知らなかった...

じゃあ地震があったとき、この付近の方々はどこに避難すればよいかというと、「上田小学校」、「上田公民館」、「上田児童・老人福祉センター」が地震時の避難場所として指定されています。

ついでにこの4施設を比較してみますと、このように
      洪水 土砂 地震 火災
岩大理工学 ○  ×  ×  ○
上田小学校 ○  ○  ○  ○
上田公民館 ×  ○  ○  ×
上田福祉セ ○  ○  ○  ×

と、まちまちでとっても複雑。
「付近の人はこれを把握した上、適切な場所に避難せよ」
ってのは難しそうですので、この避難場所がどの災害に対応しているのかがひと目で分かる様になったのは、とても良い工夫に思えます。

とはいえ、有事の際に速やかに避難するには、事前に災害種別と避難場所の対応を把握しておくにこしたことはありません。
自治体や各種ウェブサイト(Yahoo!JAPANなど)で情報が公開されてますので、一度目を通しておくことをオススメします。
 
 
内閣府 防災情報のページ
http://www.bousai.go.jp/index.html

Yahoo! JAPAN 避難場所マップ
https://crisis.yahoo.co.jp/map/