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ゴミから垣間見る学生生活

2019.02.27

みなさまご存知の通り、
大学ってとてもたくさんの人が集まります。

そして、そのたくさんの人の中のさらにかなり多くの方が
研究、実験、実習、といった活動を日々行っております。

その中で、必ず発生するものが、そう、廃棄物です。

学部や学科によっても、その発生する頻度や量、種類はさまざまです。

一般家庭から出るような可燃ごみや不燃ごみとは違い、
注射器や血液のついたものなど危険なものもあり、
危険なものでなくとも量がとても多かったり、
専門の業者の方でないと引き取っていただけない廃棄物が
どうしても出てきます。

そのほかにも、人が常時たくさん行き来している学内では、
書類や書物、カタログやパンフレットをはじめ、
機器や器具類の梱包材、
またビンや缶などの空容器も一般家庭の何倍もの量が日々発生します。

そんな特別な廃棄物たちや資源として回収活用できるごみたちを
各学部で定期的に回収しています。

ファイル 2928-1.jpg

回収する日や曜日なんかは学部ごとにさまざまですが、
だいたい週に1回がスタンダードです。

学部の職員の方が立会い、
廃棄物の出どころや中身、廃棄しても危険がないかなどをチェックします。

ファイル 2928-2.jpg

袋に穴が空いていたりすると、新しい袋に入れていただいたりもします。

そんな風に実験系の廃棄物を回収している横では、
同時進行で、資源ごみ(空き缶・空きビン・古紙など)も回収します。

こういう資源ごみの類は、たいてい研究室単位で
持ってくることになるのですが…

ファイル 2928-3.jpg

時期柄なのでしょうか…

(2月前半は卒論発表会ラッシュ
=発表準備の最後の追い込みや要旨提出などなど目白押し)

クエン酸やビタミンの入った栄養ドリンクの空き瓶でいっぱい…。

ファイル 2928-4.jpg

空き缶も空き缶で、いわゆる「エナジードリンク」の類や
カフェインの入ったコーヒーなどが目立つ模様。

普段(春夏秋)は普通のジュースの空き缶空き瓶が多かったように思うので
きっと皆さん、卒論提出や発表のために
精一杯がんばったのだろうな…と。

すべての4年生や修士2年・博士3年の皆さんに
「最後の大仕事、本当にお疲れ様でした…!」
「この大仕事を乗り越えられたのだから、次の進路でも
どんな困難も乗り越えられることでしょう…!!」
と心の中で思わず敬礼せずにはいられませんでした。

気が付けば、卒業式までもう1か月を切りましたね。

この資源ごみ・廃棄物回収の時間帯(16時前頃)に寒さをあまり感じなくなり、
春がもうすぐそこまで来ているのを感じた2月の終盤でした。