2020.06.23
6月の実習といえばなんといってもコレ(学部によります)。
リンゴの摘果。
リンゴの花が散って、やがて現れるのがリンゴの果実なのですが、
実るがままにすべての果実を育ててしまうと、
1つ1つの果実が小さくなってしまったり、
樹が疲れてしまって翌年あまり実を付けてくれなくなったりするので
この摘果は秋のためにも来年のためにも大切な作業なんです。
この大事な大事な摘果の作業。
感染症対策のため滝沢農場での実習を見合わせている今年、
この大事な実習をどうしているかといいますと…
あれ?普通にやってるじゃん?
いつも通りの摘果実習だよね?
と思うでしょう…?
そうなんですと言ってしまってもおそらくバレないのですが、
あえてお見せしちゃいます。
ここ、振り返ると教育学部の建物が見えます。
(手前の赤い屋根は、馬術部の厩舎です)
そう、これも、上田キャンパスの敷地内なんです。
本来ここは研究用の果樹園で、実習用ではないのですが
皆さんのために一部を特別に実習のために使わせていただいております。
背景(各学部の大きな建物など)が見えなければ、
実習そのものは例年とまったく変わりない景色ですよね。
そして、茂る枝葉でお互いの顔や姿もさえぎられ、
摘果する果実も手の届く低いところから脚立の必要な高所まで
上下左右に多数分散していて立ち位置がうまくばらけるのて
これもまた密になりにくい作業だったりします。
感染症のリスクを考えながらの生活も徐々に定着しつつある今日この頃。
実習や学びの場でも、コツというか要領というか、
学生さん、教職員と皆さんそれぞれの立場での
注意すべきことを少しずつ探りながらそして掴みながら、
日々よりスムーズに暮らせるようになってきているように感じております。