2020.08.19
ちょうどお盆前頃のことなんですが、
キャンパス西側にある下台圃場で
突如ニョキっと出現したのがこちら。
ユリ…?
にしては葉っぱもないし、そもそもここは通路の一角で
ユリを植えるような場所でもなく。
こんな目立つ花が咲きそうな株も見当たらず。
真上から見ると
地面から茎だけが伸びて、その先に花だけが咲いています。
いったい何なんだろうと詳しい方にお聞きしたところ、
「ナツズイセン」という花なのだそう。
名前に「水仙」が付くものの、
ヒガンバナ科ヒガンバナ属ということで彼岸花の仲間なのだそうです。
そういえば、彼岸花も花が咲くときには葉っぱがないですもんね。
それにしてもこの姿、どういうわけなのかと調べてみると、
「秋から翌年の春にかけてスイセンに似た葉を出す。」
「ヒガンバナは花を咲かせて枯れた後に葉が伸びるのに対し、ナツズイセンは春に葉を出して枯れた後に花が咲く。」
(Wikipediaより引用)
…とのことなので、
春には葉もあったのでしょうが、
きっとそこかしこに生えたスイセンと見分けがつかなくて
気付かなかったのかもしれませんね…。
改めて見ると、花は涼しげな色合いのピンク色で、
秋の彼岸花の毒々しいイメージとは違う表情です。
葉が枯れたように見えても花が咲くことから、英語で
「Magic lily」
「Resurrection lily」
とも呼ばれるそうで、
その色のイメージとあいまって、
ディズニーの某髪の長いプリンセスを彷彿とさせるよう。
(でもラ○ンツェルに出てくる魔法の花はどちらかというとむしろ
ヤブカンゾウ?の方が似ている気がします)
ちなみにこのナツズイセン、彼岸花と同じく毒があるそうなので
くれぐれもご注意を。