今年は感染症予防の観点から
さまざまな講義・実習・実験において
形式や場所や時期などなど大幅な変更を余儀なくされております。
毎年、夏休み期間中に開講される集中講義「農場特別実習」もまた然り。
夏休み期間中に開講されるこの実習は、
例年なら4泊5日の合宿でのカリキュラムとなっております。
共同生活ならではの苦労もあり、楽しみもあり。
そして無事に販売会までをやり遂げたあかつきには
打ち上げを兼ねて広い農場でのBBQ大会もあり、
真夏の農作業の大変さを体験してでも得たくなるような
素敵な夏の思い出作りがたくさん待ち受けている訳なのです。
そんなこの実習も、やはりコロナ禍の影響を受けまして、
日帰り日程での5日間の開講となりました。
今日がその初日だったのですが…
今日の最高気温、31℃也。
うへぇ…
こんな声出しながら猫背で日陰に入るのはわたしばかりで
皆さんはテキパキと作業をこなしています。
無理、しないでね…。
この特別実習は、希望者のみが履修する実習なので
皆さんやる気満々なのはもうさすがとしか言いようがありません…。
「こんなカンカン照りの時にまる一日外で作業するの!?」
…とご心配の方もいらっしゃると思います。
選別や調整など屋内や日陰でできるお仕事を組み込みつつ、
皆さんの体調とも相談しながらこまめに休憩も設けていますので
ご安心くださいね。
「泊まりならではの楽しみ」が一切ない今年、
それでも一定数の履修希望があったということは、
それだけ農作業をみっちり体験したい方が多いということなのでしょうか。
気付けばトンボも多く飛ぶようになってきました。
真夏のような暑さでも、季節は確実に秋へと向かっているみたいです。
カリフラワーの苗を定植する実習中の3年生さんの後ろでは
4年生の農場配属の学生さんが手押しの管理機を一生懸命動かす姿。
研究に取り組む学生さんもまた、暑さの中頑張っていました。
皆さんが楽しみながら学ぶその姿を、
上田キャンパスでも毎日当たり前に
各学部のいたるところで見ることができる日々がくる時まで
わたしたちスタッフも踏ん張っていこうとあらためて思うのでした。