感染症予防の観点から
5日間宿泊→日帰り×5回の日程へと変更になった、農場特別実習ですが、
先日、3回目が実施されました。
この日の最高気温、実に34℃。むむむ。
台風の影響もあるらしいのですが、9月の滝沢農場でこんな気温、
見たことないです…。
もはや「うへぇ…」と漏れる声すらも失い、
「これは気を付けないと本当に生命を脅かすかもしれない」と
むしろ背筋が伸びたくらいにしまして。
高くなりかけていた秋の空に、夏っぽい雲がもくもく。
ちょっと不思議な感じです。
こんな暑い日に温室なんて…!と想像しただけで汗が噴き出そうですよね。
頭上の方に注目していただきますと、
直射日光をやわらげるための布の資材が張られていて、
日差しの焼け付く感じは意外と少ないです。
そして、そのさらに上の方(画像には写っていません)には
大きなファンがついておりまして、
温室内の気温が一定以上になると作動するようになっています。
屋外で直射日光にさらされるよりは確実に負担が少ないです。
この日の作業内容は「ビオラの鉢上げ」。
秋が深まったころに正門の花壇に定植するものだそうです。
例年だと、そのまま雪の下で冬を越して、
春先に雪が消えたらまた花を見せてくれていたような。
真夏の暑さも真冬の寒さも乗り越えられるなんて、
なかなかタフですね、ビオラ。
(ちなみにパンジーとビオラの違いは花の大きさだけなのだそう)
もしも秋から来年の春にかけて、本学の正門前をお通りになる方は
「34℃の暑さの中、学生さんがお世話してくれた花」を思い出して
ほんの少し目にとめていただけたら嬉しいです…!
休憩時間には、なんと冷凍ブルーベリーが出てきました!
滝沢農場産の大粒で甘~いブルーベリーをまるごと冷凍したもので
リアル「ア〇スの実」
と呼ばれておりました。
暑さで疲れた身体にしみわたる冷たさはもちろん、
新鮮なうちに業務用のフリーザーでギュッと冷凍したので
風味や食感も非の打ちどころがないこの「リアル〇イスの実」。
ただ一つ難点があるとしたら、
「もう一口」「もう一粒」を求めてついみんな
ソーシャルディスタンスを忘れそうになってしまう事でしょうか。
(ちなみに今日のタイトルは、これを食べながら漏れ出た言葉です)
こんなちょっとした水やりでも
打ち水効果でじりじり感が和らぐように感じるし
広い農場でこそ見ることができる機械もあったり。
やっぱりさえぎるものが少ない、開放感あふれる景色は
暑さで奪われる体力とは反対に心を癒してくれるような気がしました。
来週こそは涼しくなってくるそうなので、
こんなに暑い実習の景色もそろそろ見納めかな、なんて思うと
何故か寂しいと思ってしまうのもまた、不思議なものです…。