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文字色から見る液晶モニターの原理

2011.10.07

「色の三原色」「光の三原色」って、皆さんも聞いたことがありますよね。簡単に説明をすると「色の三原色」は全部混ぜると黒くなり、「光の三原色」は全部混ぜると白くなる、というアレです。

「色の三原色」については、この記事で少し紹介しました。
「光の三原色」については適当な例が見当たらず…と思っていたところ、「パソコンの液晶モニターで説明できるでしょ!」というありがたいご助言をいただいて「おぉー」と気づきました。

そこで、新色Bloggerも含めた各文字色を拡大して観察することに。

光の三原色は「赤(R)・緑(G)・青(B)」になります。これら3色の適度な組み合わせで様々な色が出来上がり、すべて含まれると白色になります。
液晶モニターはこの原理を利用しています。簡単に言うとRGBの小さなパーツをドット状に配置し、各RGBの発色度合を調整しながら様々な色を構成しています。

ファイル 1003-1.jpg

タイトルの黒文字「岩」と背景の白色を、60倍のマイクロスコープで見てみるとこんな感じ。
背景の「白色部分」はRもGもBも発色していますが、文字の「黒部分」は全部消えています。

ファイル 1003-2.jpg

緑Bloggerの「現」という文字は、RとBが消えてGだけの発色だということがよく分かりますね。だから緑色に見えるんです。

ファイル 1003-3.jpg

同じように、緑Bloggerの記事内の赤文字「祝」は、GもBも消えてRだけの発色だから、赤く見えます。

次に紫Blogger。紫は「赤と青」の組み合わせで出来る色。
だから、

ファイル 1003-4.jpg

画面上でもこのように、組み合わせ要素にないGは消えて、RとBが程よく発色しています。

紺Bloggerの文字。紺の要素は紫より少し青が強くなるため、「R弱G無B強」という予想で見てみると

ファイル 1003-5.jpg

ちょっと見づらいのですが、そうなっています。予想大当たり。

こういう観点で各文字色を見てみるのも面白いですね(^^)。