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放射性物質を扱うためには…

2012.03.28

ワンにゃん号のお披露目会が開催された日、大学構内では、もう一つ大切な講習会が開かれておりました。

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「放射線業務従事者教育訓練講習会」。

うーん、漢字いっぱい。
放射線に関係する業務を行うための教育講習会、であることは「読んだまま」なので分かるのですが…。

こんな時の「岩大エキス」!。
取材という手があるじゃないか!と、会場に入れていただくと…

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受講される方が多くてびっくり!。
職員さんのみならず、というか、学生さんの数が多い!。

場違いな空気感に飲まれながらお話を伺うと、どうやら、放射性物質を実験で使う場合、本学内の特定の施設のみでしか使用することが出来ず、その場所を使用する人は、年に一度、講習会を受けなければならない規定があるようなのです。この日開催されている講習会は、この年に一度の機会とのこと。

そのため、継続的に利用する立場の職員さんや学生さんだけではなく、新規に利用を開始する方々も参加されていらっしゃいました。

講習会は

ファイル 1135-3.jpg

継続利用者は4つの講演、新規利用者は7つの講演と健康診断で構成されています。そのうち、3つの講演を拝聴したのですが、

 ・放射性物質と放射能と放射線の違い
 ・被曝と汚染の違い
 ・グレイとシーベルトとベクレルの単位
 ・α線とβ線とγ線とx線

など、なかなか興味深い(けど理解しがたい)内容でした(@_@)。

ところで。
放射性物質を使った実験ができる【本学内の特定の場所】とは、どこだと思いますか?。

それは…。

RI総合実験室という場所になります。岩大エキスでも、いつか取材に伺いたい施設です。

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原発の話題などで、放射性物質について耳にする機会が増えている昨今ですが、扱うにはしっかりとした知識を有することと慣れを生まないことが最も大切。
そのことが、この講習会を通じて、利用者の心にしっかりと刻まれたように思いました。