昨日、竣工式典がありました。
会場はこの建物において象徴的な中央部アーチ屋根の下。
その後、内部施設見学会があり・・・
こちら内部の大型実験施設です。
最大100kgまでの鉄を溶かす事が出来る溶解炉や金型を形成する機械が同一の実験スペースに配置されております。
本学工学部には、既に融合化ものづくり研究センターという組織があり、当センターのサテライトとして北上市の金型技術研究センター、奥州市の鋳造技術研究センター及び花巻市の複合デバイス技術研究センターが存在しています。
今回、竣工したものづくり研究棟はこれら3センターを融合したような機能と設備を備えた研究・実験施設ということで、金型技術・鋳造技術・デバイス(電子部品)技術を組み合わせた研究や実験が学内でどんどん出来ちゃうって事なんだそうです!
県内各地にあるサテライトは、各自治体及びそこにある産業と本学を繋ぐハブ機能を果たし、ものづくり研究棟は各サテライトを有機的に連携させる拠点機能を果たすということになるんですかね。
岩手県内外にある地元のものづくり産業と大学の連携がよりいっそう加速することを期待したいと思います。
卒業生の就職先の増加にもつながりますしね・・・
そして何よりも、学生さんが学ぶうえで実際にものづくりの現場を体験する機会が増えそうなのは嬉しいことです。
やはり、学ぶ意欲の原点は好奇心だと思います。
実際に見て、興味を持つからこそ、学ぶことに必然性が出てくるんじゃないかなと。
本学の教育、研究、そして社会貢献に、このものづくり研究棟が大いに役立つことを期待したいと思います。
さて、竣工式典、施設見学の後は、
トヨタ自動車東日本(株)の白根武史社長による記念講演会がありました!!
日本の自動車産業をリードする方のご講演と言うことで学生さんも多数聴講し、会場は超満員!!
感想を一言で言うならば「プロジェクトX」や「プロフェッショナル」を見終わった後のような、鳥肌が立つようなそんなキモチにさせてもらいました。
たくさんの気づきがあったのですが、書き切れませんので、
印象に残った言葉をいくつかご紹介させて頂きます。
「ものづくりは人づくり」
(トヨタ自動車(株)最高顧問豊田英二氏の言葉だそうです。)
「ものづくりの原点は現場にある」
「東北からものづくりの技を世界に発信する」
どの言葉からもご自身の仕事に対する誇り、意気込みのようなものを感じました。
お忙しいところ、貴重な機会を与えて頂き、ありがとうございました。